
シャインマスカットは、日本から苗木が流出し、韓国で栽培が急拡大していました。しかし今、供給過剰により価格が暴落し、社会問題に発展しています。
農家「かなり厳しい状況」
韓国で「ブドウ界のエルメス」とも呼ばれるシャインマスカット。6年前に大ブームが到来し、1房5000円以上の高級品でも飛ぶように売れていました。しかし…。
韓国旅行をした投稿者
「高級な果物の置き方ではない。すごく安いなっていう感じで、(日本産の)半額とか、もしかしたら3分の1ぐらい」
スーパーに置かれた大きなワゴン。中には、シャインマスカットが無造作に積まれています。値段は、1房・600グラムで5920ウォン。日本円でおよそ650円です。
日本産のシャインマスカットであれば、およそ1660円で取引されているため、韓国産は、日本の半分以下の値段です。韓国のブドウ農家に話を聞いてみました。
韓国のブドウ栽培農家 ユ・チャンウさん
「3年ほど前から人気が下火になり、現在はかなり厳しい状況です」
シャインマスカットは日本で2006年に品種登録されましたが、苗木が流出し、韓国でも栽培されるようになりました。6年前のブーム到来で農家の新規参入が相次ぎ、2020年におよそ2900ヘクタールだった栽培面積は、3年後には倍以上に拡大しました。
「こぞって栽培に乗り出したせいで、生産過剰になり、質の悪いものが多く出回って、消費者の信頼を失ってしまいました」
韓国政府 コメント発表
過剰生産と品質の低下によって、価格は暴落。2020年に2キロ、3万8818ウォンだった価格は、今年になって半分以下にまで落ち込みました。
現地メディアによると、今月8日には、借金返済に苦しんでいたという、韓国のシャインマスカット栽培農家の男性が自殺したと報じられました。2021年にシャインマスカットをつくり始めた40代の男性でした。
事態の深刻さを受け、韓国政府もコメントを発表しました。
韓国の農林畜産食品省
「青年農家の苦境が解消されるよう努力します」
ユ・チャンウさん
「一度消費者の信頼を失ってしまったら、元通りにすることは無理だと思います。シャインマスカットに代わる品種を育てるのが正しいのではないかと考えています」
(「グッド!モーニング」2026年10月30日放送分より)
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