巨人・松井秀喜新監督 選手へ熱い訓示 「新たな強いジャイアンツ」 3000人熱狂

 プロ野球巨人の秋季キャンプが始まり、松井秀喜新監督(52)が本格始動です。選手たちを前に最初に語りかけたのは、ジャイアンツの選手としての心構えでした。

松井新監督 選手へ熱い訓示

 秋季キャンプ初日を迎えた読売ジャイアンツ球場。多くのファンが固唾をのんで待っていました。

 午後1時。ついにその人が姿を現しました。

 24年の時を経て、ジャイアンツに戻ってきた松井秀喜新監督。およそ3000人の歓声に帽子を取って応えました。

 ジャイアンツのキャップをかぶり、90の背番号がくっきりと刻まれたチームウェア。足元はストッキングを見せるオールドスタイルでした。

 そして、選手の輪にゆっくりと進み、こう語りかけます。

「皆さん、こんにちは。来季より1軍監督に就任することになりました、松井です。みんなと一緒に、ジャイアンツのユニホームを着て、一緒に仕事すること、一緒に戦えること。私は今すごい、ワクワクしています。皆さんの今後の成長、それはもう若手、中堅、ベテラン、関係ないです。誰もがやはり今より先がもっともっといい選手になれる。そのために自分が何をするのか、自分の中にある潜在的なもの、成長できる余白部分、そこをしっかり埋めていく作業をしてください」

 笑顔で始まったあいさつでしたが、やがて真剣な表情に変わります。選手たちに語ったのは、プロ野球選手としての心構えについてです。

「まず、やはり練習にしても、どんな時もそうです。まず、今何のためにやっているのか、そこを意識しよう。そこを100%でやりましょう。100%でやらないと、100%のフィードバックが返ってこない。まず自分がコントロールできることをしっかりと、100%でやっていきましょう。そういうみんなの意識が少しずつ浸透してきたら、これがまた新たな、ジャイアンツの文化になっていく。皆ジャイアンツの血が流れている。君たちがその文化を作っていってください」

 さらに、熱を帯びたのは、「ジャイアンツの一員であることの誇り」について語った時でした。

「ジャイアンツ、昔は特別な球団でした。今もそうかもしれません。でもそれは、過去の先輩のおかげなんだ。我々が今度、新たな強いジャイアンツを作っていかなくちゃいけない。みんなでね、あの旗を輝かしてください。過去の栄光で輝いている旗じゃ、かわいそうです。みんなでね、あの旗を輝かせる。伝統、我々のプライドを、もう一回作り直して、これから毎日毎日、それが、一試合一試合、そしてシーズンが重なっていけば、新たなジャイアンツの姿になって、その文化を皆で、作っていきましょう」

豪華なコーチ陣

 ベテランの坂本勇人選手(37)の胸にも、松井新監督の言葉は刻まれたようです。

「松井さんが監督になられて、絶対優勝しないといけないと思う。やるのはね、僕たち選手なので、選手がなんとか強いジャイアンツを、もう1回作れるように、1人ひとりがちゃんと自覚持ってやっていかないといけないなと思う」

田中将大投手(37)
「同じユニホームを着て戦うことができるというのは、個人的にはすごくうれしいことだし、僕はご縁を感じています」

 14年間、日本一から遠ざかっているジャイアンツの再建へ。松井新監督の元には豪華なコーチ陣も集まりました。

 長嶋監督時代、“黄金の外野陣”として共に戦った高橋由伸さん(51)がヘッドコーチに、清水隆行さん(53)が打撃チーフコーチを務めます。

高橋由伸新ヘッドコーチ
「僕自身も松井さんが、会見で言ったとおり、ジャイアンツの黄金時代を作るんだというふうに言っていましたし、そういった思いも僕も同じ気持ちでいます」

3000人熱狂 他球団ファンも

 監督と選手らを取り囲むスタンドには、ユニフォーム姿のファンが、あちらこちらに…。

巨人ファン(3)
「松井がんばれ~」

巨人ファン
「タンスにしまってあったんで、30年くらい前だと思うんですけど、引っ張り出してきた」

 なかにはこんな人も…。

阪神ファン(60代)
「阪神ファン、根っからの。松井監督が来るので来た。長嶋監督と一緒でスーパースターだから。来年は巨人いいんじゃないかな」

 一方、じっとグラウンドを見つめる、こちらの男性。松井新監督とは“ある共通点”があります。

「(Q.お名前は?)渡辺ひできです」

 字は違いますが、同じ「ひでき」同士。10年ほど前に開かれたニューヨークでのサイン会。当時、アメリカに駐在していた時の思い出を語ります。

渡辺秀樹さん
「(宛名に)“ひでき”って言いましたら『えっ僕の名前ですか』って、『僕もひできなんです』っていう話をして、『じゃあダブル入れといて』って。ダブル入っていますね。日本に帰ってこないと思っていたので日本に来て、またユニホーム着て、姿を見せてくれることで、ファンとしてはうれしい」

55円サワー 球場外も熱く

 盛り上がりは球場の外でも。こちらは、巨人ファンが集う居酒屋。

酒美道場~シュビドゥバ~
三平貴行店長

「お待たせしました“G党サワー”です。松井秀喜監督就任記念で55円でやらせてもらっています。現役時代巨人軍の時代に55番を付けていて、皆好きな背番号なので、あやからせてもらっています」

 念願の“日本一”への期待も膨らみます。

巨人ファン歴55年
「来年は違います。見ていてください。打って、打って、打って。ホームラン、ホームラン。レッツゴージャイアンツ!!」

巨人ファン歴51年
「(今季)チームとしてはどん底。空気を変えてくれるのは松井しかいない」

 松井監督の出身地である石川県のアンテナショップでは、こんな“変化”が。

八重洲 いしかわテラス
担当者

「就任前後の1週間の売り上げで、“試合前”が5倍で、“練習中”が10倍になっています」

 店の棚にあったのは、あの「ゴジラ松井」を育てた“母の味”を忠実に再現したレトルトカレー。

 味は2種類あり、にんにく抜きの「練習中」と、たっぷり入った「試合前」、大きな具や玉ねぎの甘みが特徴です。

担当者
「(監督)就任の2日後にはもう売り切れになりまして、29日まで欠品中だったんですけど、入荷しまして、このように一番大きい一番上の棚を用意しました」

 松井新監督率いる新生ジャイアンツに期待は高まるばかりです。

松井新監督
「必ず最後は、我々みんなの力で、ジャイアンツのプライドで、勝てると信じています」

(「グッド!モーニング」2026年10月31日放送分より)

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