
毎年、紅葉シーズンに大渋滞が起きる日光「いろは坂」。緩和に向け、県が社会実験を行いました。
見頃を迎えた紅葉の名所
紅葉シーズンを迎えている日光。秋が深まり色づき始めた木々が人々を魅了する一方で、毎年課題となっているのが、いろは坂の渋滞です。
深刻な渋滞を解消しようと、栃木県が社会実験に乗り出しました。果たして効果は見られたのでしょうか?
赤や黄色、オレンジに色づいた木々が織りなす自然のアート。日本有数の紅葉スポット・栃木県の日光は今まさに見頃を迎えています。
日本三名瀑(めいばく)の1つ・華厳の滝。高さおよそ97メートルから勢いよく水が滝つぼに落ちるダイナミックさと、鮮やかな紅葉のコントラストが見事です。
イギリスから来た人
「最高です。天気も良くて。オレンジ・黄色・緑。とてもきれいですね」
毎年、この時期に日光を訪れるという佐藤さん家族。華厳の滝を前に大興奮です。家族一同、その雄大な景色を楽しみました。
「滝が見れた」
「天気も良かったので、子どもたちが喜んでくれて良かったです」
もう一つ楽しみがありました。
「魚が食べたい」というわけで、おいしいランチを頂いたり、紅葉スポットで写真を撮ったり、秋の日光を満喫しました。
いろは坂 渋滞緩和の秘策
しかし、多くの人が訪れるため、毎年問題になるのが、いろは坂の渋滞です。
上り専用の「第二いろは坂」は全長およそ9.5キロ。普段は20分ほどで上れる山道ですが、去年は3時間を超えるケースもあったといいます。
そこで、栃木県は先月31日と今月1日の2日間、大規模な社会実験に乗り出しました。県や警察など50人態勢を組み、混雑緩和を目指します。
栃木県交通政策課 軽部智章主任
「今までは、こちらの交差点を右折して、華厳の滝に一番近い駐車場が2カ所あり、そこに向かう車の駐車場待ちの渋滞で、第二いろは坂の渋滞につながった」
例年、第二いろは坂の終着点である交差点を右折して華厳の滝の駐車場に入ろうとする車が多く、そのせいで渋滞が延びていました。
今回の社会実験は、左折させた車をぐるりと循環させ、周辺の駐車場にも誘導することで、渋滞発生を抑える狙いです。果たして、その効果は?
渋滞発生も 去年より短縮
いろは坂に入り、どれくらい時間がかかるのか、実際に計っていきます。
順調に上り始める車。中腹辺りまではスムーズでしたが、急に車の列が見えてきました。間もなく明智平の駐車場付近ですが、車が止まってしまいました。ゆっくりは動いてそうなんですが、奥の方まで車の列が続いています。
残り2.5キロの付近で渋滞が発生。ノロノロと動いたり止まったりを繰り返します。
結局、終着点に着くまで1時間20分かかりましたが、最大3時間以上だった去年よりは、だいぶ短縮されました。
日光に訪れるのは2回目の人
「前回(7年前)は上がる所からずっと渋滞していた記憶があるので、だいぶ改善された」
栃木県は社会実験の効果が認められれば、今後も継続していきたいとしています。
(「グッド!モーニング」2026年11月1日放送分より)
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