
麻生グループの麻生コンクリート工業は、日本産業規格に適合しない可能性がある生コンクリートを出荷していたと明らかにしました。マンションなどにも使用された可能性があり、安全性への影響などを調査しています。
9月12日から出荷を停止
麻生コンクリート工業(先月20日)
「お客様をはじめ関係者の皆様に多大なるご心配とご迷惑をおかけしておりますことを、深くお詫び申し上げます」
先月、ホームページにお詫びを掲載したのは、福岡県粕屋町に本社を置く麻生コンクリート工業です。
業界団体によりますと、JIS規格に適合しない生コンクリートを製造・出荷していた可能性があるといいます。
本来使うべきセメントに、別の種類のセメントを混ぜていたとしています。
業界関係者からは、こんな声も上がっています。
福岡県の業界関係者
「重大な過失で深刻に捉えています。恐らく廃棄すべきセメントを使用したのではないか」(番組取材)
福岡地区生コンクリート協同組合によりますと、問題の生コンクリートは、2021年から5年間にわたり、約190カ所の現場に出荷していたと説明しています。その量は約1万6800立方メートル。25メートルプール、約34杯分に相当します。
麻生コンクリート工業は、9月12日から出荷を停止しています。
住宅に使われた可能性も
発覚のきっかけは、内部からの通報でした。
朝日新聞によりますと、今年7月、グループを統括する「株式会社麻生」に公益通報の書面が届き、その後の内部調査で事案が判明したといいます。
麻生コンクリート工業は、具体的な出荷先については明らかにしていません。
一方、国土交通省は住宅に使われた可能性もあるとみています。
国土交通省 九州地方整備局
「通常ではありえないことで重く受け止めています。マンションなどの住宅にも使用されている可能性もあり、事実関係を調査中」
麻生コンクリート工業は、外部の弁護士や専門家などによる調査委員会を設置。原因や安全性への影響などについて、調査を進めているとしています。
(「グッド!モーニング」2026年11月2日放送分より)
この記事の画像一覧
