
スペインで列車同士が衝突して69人が死亡した事故で、現地当局は、日本人1人の死亡を確認したと発表しました。身元が確認できていない犠牲者の中にも、もう1人日本人が含まれている可能性を指摘しています。
【画像】日本人1人の死亡確認 追突車両に乗車か…スペイン列車事故 69人死亡
スペイン鉄道事故における最悪規模の惨事に、国全体が悲しみと喪失感に包まれました。

この週末、身元の確認作業が一気に進み、69人中66人が判明しました。亡くなった人の中には、その名を広く知られている人もいます。かつて、閣僚も経験した政治家、ファティマ・バニェス氏。追突された赤い列車に乗っていました。2年前、国家音楽賞を受賞した作曲家、マリサ・マンチャド氏。こちらは追突した側の列車でした。

スペイン当局の発表には、安否不明だった日本人2人のうちの1人が含まれていました。名前は明らかにされていません。残り3人となった安否不明者は全員外国籍で、1人は日本人だといいます。
木原稔官房長官
「身元が未確認の外国人犠牲者の中にも、日本人1人が含まれているとの見解が示されているところ。現在、日本政府として、スペイン当局と連携して身元の確認と、ご家族の支援に全力で取り組んでいるところ」
発生から5日経ち、他にも分かってきたことがあります。誰が、どの列車に乗っていたのか。死亡した69人のうち、52人の状況が判明。そのうち49人が、追突した側の白い列車レンフェ・アベの搭乗者でした。

レンフェ・アベは、停車しているイリョの後部に時速160キロ以上で追突したといわれています。被害者は、イリョにめり込んだまま、脱線したとみられる先頭車両と、逆側に転落していた2両目に集中していました。車両は不明ですが、日本人2人が乗っていたのもレンフェ・アベだとみられています。

亡くなった甥(おい)がレンフェ・アベに乗車
「今回亡くなったのは甥でしたが、別の日には親や子が死ぬかもしれない。本当にやりきれません。問題を解決して、同じことが二度と起こらないようにしてほしい」
