
豊かな温泉で知られる町で、老舗の旅館を継承する動きが広がっています。歴史ある建物や温泉の魅力を生かした、生き残りに向けた取り組みを取材しました。
【画像】猿ヶ京温泉で8月から営業開始の旅館 群馬・みなかみ町
「猿ヶ京温泉」地域の旅館
紅葉シーズンに差しかかっている、群馬県みなかみ町。
埼玉から来た人(70代)
「谷川岳の紅葉が見たかった。毎年、見に来ています」
この町を訪れる観光客の、お目当ての一つが温泉です。
「猿ヶ京温泉」と呼ばれるこの地域で、8月から営業を始めた旅館があります。
部屋は、1泊2食付きで1万9800円から(2名利用時)。旅館の売りは、露天風呂付きの大浴場と2種類の貸し切り風呂です。
こだわりの食材を使った料理も好評で、今の時期は信州のブランドカモを使った「カモのしゃぶしゃぶ」が提供されています。
しめは、群馬の「水沢風うどん」。地元の日本酒も豊富に取りそろえています。
元々は1977年に創業した旅館でしたが、コロナ禍を機に客足が減少。燃料コストや人件費の上昇などの影響を受け、今年3月に一度、営業を終了しました。
所有・運営分担 旅館再開
こうした中、新たなオーナーと運営事業者のもとで、8月から新体制で営業を再開しました。
shin猿ヶ京 森山貴史支配人
「資金調達などはオーナーがして、我々は現場でお客様に満足してもらって、いろいろな方に来てもらって売り上げを立てる。それぞれで利益をしっかり生む形を生み出せるのではないか」
再開後は、予約管理システムにAIを取り入れるなど運営の効率化を行い、業務の立て直しを図っています。
みなかみ町では、このように所有と運営を分担して、老舗の旅館を引き継ぐ動きが広がっています。
「歴史ある建物や温泉という資源を後世に残していく。すべてを賄うことはすごく負担が大きいですが、オーナーと実際現場に立つ運営が分かれて(負担を)分担できることで、宿の継続につながるというところが大きなメリットになるかなと」
(「グッド!モーニング」2026年11月3日放送分より)
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