7月16日(土)、Abema TVに待望の「海外ドラマチャンネル」が開設。7月24日(日)からは、『LOST』を手掛けた米ドラマ界のヒットメーカー、J・J・エイブラムスが製作総指揮を務める、『FRINGE/フリンジ』のシーズン1が一挙配信!
『FRINGE/フリンジ』はFBI捜査官のオリビア・ダナムが、“フリンジ・サイエンス”(境界科学/非主流科学)を専門とする天才科学者ウォルター・ビショップと、彼の息子でIQ190を誇るピーター・ビショップと共に、世界各地で起こる不可解な現象、通称「パターン」の謎に迫るSFサスペンスドラマ。人間が化け物に突然変異したり、人口の寄生虫が体内で発見されたりという怪奇現象に挑む主人公たちが、徐々に真相に迫っていく様子をミステリアスかつスリリングに描いた大人気作だ。
■NEXT『X-ファイル』!? スペクタクルなSFワールド
『FRINGE/フリンジ』が世界観を比較されがちなのが、90年代に人気を博した『X-ファイル』である。どちらもFBI捜査官が怪奇現象の謎に迫るという基本設定で、SFファンの支持を得ている作品だが、『X-ファイル』がエイリアンやUFOなど“オカルト”に近い現象を題材にする一方で、『FRINGE/フリンジ』が扱うのはあくまで“科学”に特化した現象。フリンジ・サイエンスの観点から、より論理的に謎を解明していくオリビアたちの姿は実に爽快だ。また、最新CGを駆使し、圧倒的な映像クオリティで作り上げたグロテスクでダークなSFワールドも大きな見どころのひとつとなっている。『X-ファイル』の後、SFドラマの新時代を築いた革新的作品が、この『FRINGE/フリンジ』なのだ。
■SFだけじゃない! 感涙必須のヒューマンドラマにも注目
SFサスペンスの要素に、「家族愛」や「恋愛」といったヒューマンドラマのエッセンスを織り交ぜ、よりドラマチックなストーリーを作り上げているのもこのドラマの魅力のひとつ。美人で頭脳明晰なオリビアがみせる不器用な恋物語や、不仲だったビショップ親子が捜査を通じて徐々に築き上げていく家族の絆など、繊細に描写されるヒューマンストーリーは思わずホロリとくるものばかり。そんな温かくも切ないエピソードの数々も、同シリーズが長く愛される秘訣だろう。
■こんなところに隠されていた!『FRINGE/フリンジ』的トリビア
『FRINGE/フリンジ』には製作陣が趣向を凝らして散りばめた演出がたくさん。ドラマをより楽しめる、そんなトリビアを紹介。
その1:どこにいるの? 監視人
パターンの発生現場で目撃される、黒いスーツ&黒い帽子姿で髪も眉もない男、「監視人」。彼らが何の目的で現れるかは謎に包まれているが、実はこの監視人、全エピソードに登場する。しかし、人混みに紛れ込んでいたり通行人として横切ったりと、さりげなく登場するので気付かないことも。そこでファンの間では、“●ォーリを探せ”のごとく“監視人を探せ”ゲームが密かなブームに。
その2:暗号? 謎のシンボル
各エピソードで所々に映し出される、カエルやリンゴの断面といった「シンボル」。実はよく見ると、マークや黄色く光るドットが隠されている。それらを読解するとアルファベットになり、並べると物語の重要キーワードが浮かび上がるそう。かなりハイレベルな暗号読解だが、チャレンジしてみる価値はあるかも?
「パターン」は序章にすぎなかった……! 物語はさらに壮大に
シーズン1ではパターンの解明が中心となっているが、最終話では「もうひとつの世界」の存在が明らかにされ、なんとシーズン2以降は「パラレルワールド」がテーマに! より複雑に描かれるSF世界で、物語は謎を深めていく。ウォルターが行っていた研究とは? ピーターに隠された秘密とは? オリビアを待ち受ける運命とは? ――そんな見どころ満載の『FRINGE/フリンジ』を堪能するためにも、まずはシーズン1をチェック!