史上初の女性知事に当選した小池百合子氏(64)が各種メディアのインタビューに出ずっぱりとなっているが、31日放送の『みのもんたのよるバズ!』(AbemaTV)にも出演し、当選直後の思いを番組MC・みのもんた氏(71)に語った。以下、みの氏と小池氏のやり取りだ。
みの:選挙戦を振り返っていかがですか?
小池:いやぁ、都民の皆様方の熱い熱いご支持、ご支援、街頭演説では倍々ゲームで参加者が増え、感動しました。本当にありがたく思いました。
みの:まさに「小池の乱」は成功! 自民党のショックは大きいのでは?
小池:私は走り抜けたので「RUN」の方です。私は、今や東京都知事ですので、自民党がお考えの様々な政策を実施する行政の長。特に、(番組に出演した)平沢(勝栄)先生の葛飾区などをWin-Winの形に持っていければ、と思っています。都政も改革せねばなりません。情報公開をし、東京五輪・パラリンピックを含め、巨額経費を都民の前に示すことによって納得感や、こんなのじゃだめだという指摘を受け止めながら、国など関係あるところに交渉したいです。
みの:小池さんは「冒頭解散」を最初に掲げました。しかし、そんなことは現実的にはできないですが真意はどこにあったのでしょうか?
小池:冒頭解散といっても、知事に議会解散権限はない。重々承知です。議会から不信任の決議案をくらったら、解散に出ましょうよということで言った。ケンカを売った形ですが、直近で民意を受けた私への不信任案の決議がでるのは現実的ではないです。信任を受けるとは思う。対決ではなく、お互い都民に選ばれた代表なので、都民のために有意義な接点を見いだせます。真摯に議会の皆さんと話し合いたい。改革を目指す議員も自民都連にもいるし、他党にもいます。そういった流れでの「東京大改革宣言」は私の旗印なので進めていければ、と思います。
みの:都議会自民党とうまくやっていくための方策は何ですか?
小池:今の私のお答えの中に含まれているが、都連の中にも色々な思いの方がいます。そういった方々の声がフランクに出るような都連になって欲しいです。平沢先生も改革目指す旗手なので、ますます活発な都連になればと期待しています。
みの:リオ五輪は視察行きますか? ファーストクラスで?
小池:私はウエイトリフティング協会の会長を務めているので、選手達の開会式と翌日の試合の応援に行こうと元々数ヶ月前から予約はしていました。しかし、このように知事に当選したので、ここは重要な時期なので、開会式より東京都知事として必要な閉会式(五輪旗を受け取る)にとんぼ返りで行けるようにしたい。パラリンピックもあるので、都知事の役割として、リオに行くと思います。8月に入ると、まったなしになるので、本当に短時間で一番遠いリオですが、とんぼ返りで、役目を果たそうと思います。
みの:私が行く場合はファーストクラスですが……。
小池:いいですね、みのさん。
みの:都の負担が1.8兆円との試算もありますが、負担はどうなりますか?
小池:疑問に思っていところでしょう。東京大改革宣言ではやはり、明確に情報公開することにします。そもそも5000億円予算のコンパクトな五輪とスタートしたのに、どんどん膨れ上がって、請求書いくらになる? それについては、ここは必要だからここはお願いね、と私自身が納得し、多過ぎるというところは、東京都の代表として交渉しようと思います。
『みのもんたのよるバズ!』はAbemaTVにて毎週土曜日20:00~21:50にて放送中