「中世の騎士と総合格闘技の合体」という斜め上過ぎる格闘マッチが、ロシアの総合格闘技「M-1グローバル」のリングで実現。残忍過ぎるKOシーンと共に格闘ファンの間で衝撃が走っている。
オクタゴンのリング上には、鎧、剣、盾のフル装備の男が2人。最初こそ剣を交えながら戦っているが、途中から盾で顔面を殴打するなど、単なるプロレスの凶器攻撃のような戦いが繰り広げられ、ヒザ攻撃からのテイクダウンとお馴染みの展開になり、最後はヒザで半身のサイドポジションから頭部をボコボコに殴るMMAスタイル、しかも盾の角で殴打するというエグイ攻撃に選手は失神。
この騎士による戦いM-1グローバルが2014年から始めた新カテゴリー「M-1 Medieval(中世)」というスピンオフ・プロジェクト。
剣は殺傷能力のないレプリカを使用し「なるべく中世の騎士の戦いを再現する」と銘打っている。しかし試合を見る限りだと、鎧の重さでテイクダウンされると身動きがとれなくなり、しかも盾で殴るという反則もOKと仁義なき内容になっており、今後この競技自体に伸びしろがあるのか甚だ疑問である。