9月19日(月・祝)に国立代々木競技場第二体育館で開催される『K-1 WORLD GP 2016 IN JAPAN ~スーパー・フェザー級世界最強決定トーナメント~』。

本大会より階級名を表記することが決まり、-60kgの選手たちがスーパー・フェザー級の最強を決めるワンデートーナメントを行う。

今回の参加する選手は、国内外8人の選手たち。一回戦は、大雅対ハビエル・エルナンデス(スペイン)、卜部弘嵩対ヨハネス・ウルフ(ドイツ)、卜部功也対カリム・ベノーイ(スペイン)、小宮山工介対パウロ・テバウ(ブラジル)が対戦する。

すでに各選手の舌戦を含む水面下の戦いスタートしているが、やはり避けて通れないのが、現(2代目)スーパー・フェザー級王者、卜部弘嵩と、初代王者、卜部功也の兄弟対決だろう。

昨年1月の-60kg初代王者決定トーナメント決勝、同年11月のタイトルマッチでの2度の対戦で、1勝1敗。前回のトーナメント同様、同門ということもあり別ブロックで戦う両者が、決勝まで駒をすすめるとラバーマッチが実現するが、強豪揃いのトーナメントだけに、昨年以上に険しい道程になることが予想される。

特に現王者の卜部弘嵩は、本トーナメントにエントリーしているウルフ、テパウの外国勢に今年に入り2連敗中という不安要素も抱えているのだ。

日本人選手の中では、4月の「日本代表決定トーナメント」を制した大雅も勢いに乗っている。すでに全試合KO宣言をぶち上げ、公開練習でも好調ぶりをアピールしている。大雅は卜部弘嵩を警戒しつつも「KOで倒してタイトルを返上してもらう」と意気込んでいる。

もう一人、主催者推薦という形ではあるが出場のチャンスを得た「孤高の空手家」小宮山工介。6月のK-1初参戦となった代々木大会は、対戦予定の卜部弘嵩の負傷欠場により代打のユン・チーに判定負けと残念な滑り出しだったが、良いコンディションをキープし本大会に臨む。自身は群雄割拠の日本人対決を制し自らの-60kg最強をアピールしたいと語っている。

過去の各々の選手たちの対戦結果や、拮抗した選手が集うトーナメントならではのサプライズ要素など、なかなか予想が難しい今回の大会だが、9月15日に放送されたAbema FRESH『試合開始直前特別番組』では、現K-1スーパーバンタム級王者、武尊と、久保優太の両選手が大予想。

久保は「大雅選手。外国人選手もかなり強いが、55キロからあげてきた大雅選手が勢いで優勝すると思う。とにかく戦い方や、距離感が上手くて一発もある」。

武尊は「卜部弘嵩か功也。チームドラゴンの同門というのもあるが、全くタイプが違う2人。弘嵩選手は一発があり、KOする力がある。一方の功也選手はノーダメージで戦えるタイプ。個人的には2人の兄弟対決は見たくないですね。いつも一緒のところで練習してるので、家族がケンカしているような気持ちになるから。前回の2人の決勝対決は見たくないので帰った。いずれにしてもどちらかが優勝すると思う」とコメントしている。

K-1 WORLD GP~スーパー・フェザー級世界最強決定トーナメント~ | AbemaTV
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【生中継】K-1 スーパー・フェザー級T