『悪人』『横道世之介』などで知られる吉田修一の同名小説をもとにした映画『怒り』が9月17日より公開された。監督は『フラガール』『許されざる者』などの李相日。2人がタッグを組むのは『悪人』以来2度目となる。そんな映画に出演するのは、渡辺謙、森山未來、妻夫木聡、松山ケンイチ、綾野剛、宮崎あおい、広瀬すずといった日本映画界を代表するオールスター。 未解決となった殺人事件を巡って、千葉、東京、沖縄の3つの舞台で描かれる群像劇となっている。
劇場公開初日となった17日、『王様のブランチ』(TBS系)に前述したメインキャストの7人がゲスト出演した。
番組内では、撮影裏について7人がトークを展開。妻夫木と綾野はゲイカップル役を演じたが、2人は役作りのため3ヶ月間、ホテルで同棲したのだという。本格的な「生活」を望んでいた妻夫木は、本当はウィークリーマンションを借りたかったのだそうだ。ベッドはツインだったものの、毎晩「おやすみ」を言い合っていたという2人。綾野が一晩帰ってこなかった朝は、きれいにベットメイキングされたままのベッドを見てさみしくなったと妻夫木は語った。まじめな綾野が風呂場で台本を呼んでいる際には、妻夫木が乱入、一緒に入浴したというエピソードには共演者も仰天していた。
また、渡辺も役作りのためフォークリフトを練習。その姿をみて、漁協の人が普通にはなしかけていたと松山は語る。「あんなにオーラがある謙さんなのに」と松山。それだけフォークリフトを乗りこなし、馴染んでしまったということだろう。