日本でも大ヒット中の映画『スーサイド・スクワッド』に出演した、女優のマーゴット・ロビーにインタビューを行った。史上最凶の悪党たちが大暴れする本作の中で、特に注目を集める“悪カワ”ヒロインのハーレイ・クインは日本でも人気が大爆発中だが、「永遠に演じ続けたいキャラクターなの(笑)」と当の本人もことのほか気に入っているようだ。
――ハーレイ・クインはキュートですが、クレイジーでもありますよね。演じる上で、原作以外で何か参考にしましたか?
小さな子どもを実は参考にしているの。大人ほどいろいろなことに世知辛くないというか、その瞬間、瞬間を生きているのよね。目を見開くようにその世界を見ることができたり、ものすごく意地悪だったり、反対に正直だったりする。ハーレイもそういうタイプなのよ。
――“悪のプリンス”ジョーカーとの関係は、どのように理解しましたか?
一番難しい点は、ジョーカーとハーレイの関係だったわ。彼女ほど知性もあって、バッドアス(笑)。そう、パワーもある人が、どうして彼の前ではボロボロなのかしらって。撮影前、共依存ということをリサーチした時に納得したの。彼女はジョーカー中毒。要するにハマッている、ということに気が付いたのよ。
――では個人的に、ジョーカーはアリですか、ナシですか?
わたし? ノーね。髪の毛が緑色って、その時点でアウトでしょ(笑)!
――でも、ツンデレですよ!?
ノーよ(笑)。本当、悪い男。彼のように女性を扱う人と一緒にいることほど、辛いこともないわね。以前、あのレベルほどではないけれど、扱いが悪い人とつきあったことがあって、それこそ幸運なことに長くは続かなかった。ジョーカーみたいなレベルの悪い人とは、つきあったことはないけれどね。
――今回、ハーレイ・クインというキャラクターが大ブレイクしましたが、今後はどういう役柄に興味がありますか?
プロデュース業を始めているので、そうすると自分が演じるキャラクターを自分である程度決められるので、それは楽しいことね。そろそろイギリスで撮影が始まる作品では、1920年代の貴婦人を演じる予定で、とても複雑なキャラクターなの。
実は脚本を読み進めている時、欠点が多かったり複雑な部分を持っているキャラクターに惹かれるの。強い意見を持っているけれど、だからといって必ずしもやり方が正しいわけではないようなキャラクターが好き。しばらく、そういう役柄が続いていくわ。
――それも楽しみですが、ファンとしてはまた“彼女”に会いたいです。『スーサイド・スクワッド』の次回作、もしくはスピンオフがあった場合、またハーレイ・クインを演じてくれますか?
もちろんよ。永遠に演じ続けたいキャラクターなのよ! 演じさせてもらえるなら、ずっと演じ続けるわ(笑)。