オープンワールドゲーム『FarCry(ファークライ)』
『Far Cry』はUBIソフトより発売されているFPS(ファーストパーソンシューティング)ゲームです。元々はドイツのゲーム会社が開発したゲームなのですが、UBIソフトがタイトル使用権を取得したため、2以降はUBI独自のシリーズとなっています。
そのため、1と2以降の繋がりはなく、どのシリーズから始めても問題はありません。
『Far Cry』の共通点はオープンワールドであることです。オープンワールドはゲーム世界が1つのマップで構成され、手段さえあればどこにでも行けます。プレイヤーはその世界を移動して、アイテムを集め、敵と戦っていくのがおおまかなゲームの流れであり、行動の自由度の高さや豊富なミッションから多くのファンがいます。
ゲーム好きで知られるお笑い芸人の有吉弘行さんもプレイヤーの1人であり、自身のラジオ番組でもよく言及しています。
「FRESH!」では路地裏ゲームセンターさんが実況をしているので、その動画から作品の雰囲気を紹介します。
アジアの小国の謀略に巻き込まれる『Far Cry4』
現在、シリーズのナンバリングタイトル最新作は『Far Cry4』です。
舞台はアジアにあるという架空の国キラット。エイジェイは亡くなった母の母国であるキラットを訪れ、そこでキラットの支配者パガンと反政府軍のリーダー・サガンとの内戦に巻き込まれていきます。
プレイヤーはパガンら政府軍と戦うことになるわけですが、キラットの各地を回って武装を整えたり、サガンと対立する反政府軍のリーダー・アミータと知り合ったりしながら、さまざまなミッションをこなしていきます。
武装が非常に豊富な上に、乗り物も車やバイクのほか、オートジャイロやホバークラフトなどもあり、かなり自由な行動を行うことができます。

戦う方法はプレイヤー次第。背後から静かに襲い掛かる忍者のようなスタイルも正面からマシンガンをぶっ放すランボーのようなスタイルも思いのままです。
ライフルで遠距離から狙うスナイパーもできますが、相当の腕が必要なので初心者だと位置を教えるだけです。
火炎放射は一気に敵を焼き払えますが、距離が短い・目立つ・攻撃がエグいというデメリットがあります。燃えた敵がメチャクチャ苦しむので、軽いスプラッターになります。ちなみに有吉さんは「スナイパーになりたいが、腕がないので結局火炎放射で焼き払う」というスタイルだそうです。

エイジェイの行動でストーリーも変化し、キラットの未来が変わります。
実は序盤にあることをしないと隠しエンディングにいけるのですが、筆者はメインストーリーを進めずにコレを見て、「え? どゆこと?」となったことがあります。

キラットは巨大な1つのマップで作られており、大量の拠点が存在します。見てわかる通り、徒歩で歩き回るには広すぎるので、さまざまな移動手段を駆使することになります。
戦闘面だけでなく、現地住民の描写も細かく、本当に小さな国を探検している気分になれるほど作りこまれています。さらに他のプレイヤーと協力してミッションを攻略することもできるため、非常に遊びがいのあるゲームです。
外伝『プライマル』の舞台は紀元前1万年!
シリーズの外伝的位置づけである『Far Cry Primal(ファークライ プライマル)』は、現代に近い世界観の本編とはまったく違い、紀元前1万年前の原始時代が舞台です。
原始時代ですから銃も車もライターもありません。プレイヤーは弓や槍を自作し、マンモスに乗って冒険することになります。鹿やサイを狩って毛皮を入手したり、植物や粘土を採取したりとシリーズ共通要素であるサバイバル感が大きく前面に出された作品です。
有吉さんは後輩とこのゲームをやる予定だったのですが、間違えて『4』を買ってしまったという中年になるとよくやってしまうエピソードがあります。
「FRESH!」での動画はたけぉのゲスペンチャンネルさんが公開しています。

マンモスだぁぁぁ!
『4』までのアクション映画のような画面から一転して、思い切り原始人です。 マンモス相手に槍で挑むって罰ゲームでしかないのですが、部族の勇者となる男なので、がんばります。
マンモスは動物を手なずけるスキルを獲得すれば乗り物として使うことも可能で、マンモスで敵部族の集落に乗り込めば、「ハハハ! 人がゴミのようだ」と高笑いしながら勝てます。※集落は入り組んだところにあって、マンモスでは入れない場合が多いのが難点。
マンモスなどの動物にはもう1つ重要な要素があって、「殺して毛皮と肉をはぎとる」という『モンスターハンター』のようなことができます。一見して残酷ですが、食料である肉が無いと死にますし、毛皮は防寒具や道具を作るのに必須です。生存競争の厳しさを教えてくれますね。

『プライマル』では近代的な武器や道具が使えないかわりに、不思議な力を操ることができます。原始人の野生でしょうか?
生き物や採取できる植物の位置がわかったり、フクロウに魂を乗り移らせて偵察に出したりと野生で片づけるにはすごすぎる能力を発揮します。あと、部族の人たちがメチャクチャほめてくれます。これがわりと気持ちいいです。

遠くにいるマンモスへ静かに近づく主人公。
『プライマル』の魅力は手つかずの自然の中で冒険ができることだと思います。もちろん、「自分の部族を繁栄させる」という大きな目標がありますが、サーベルタイガーを飼いならしたり、意味もなくガケから川でダイブしてみたりとワイルドライフを楽しむことができるゲームです。
『Far Cry(ファークライ)』は楽しい
膨大なデータで作られた世界を楽しむオープンワールドゲームは、ゲーマーの中では非常に人気のあるジャンルで『メタルギア』シリーズなどもその要素を取り入れています。
その中でも『Far Cry』シリーズはトップクラスの人気を誇るシリーズで、かなりのゲーマーである有吉さんがハマるのも納得です。
攻略方法が限定されておらず、自由に冒険できるため、同じゲームでも「火炎放射プレイ」「ハングライダーで上空から襲撃プレイ」など個々の攻略法が存在します。
ナイフでの戦闘などグロテスクなシーンはあるものの、アクション映画を楽しむ感覚で遊べるので、動画で楽しんだ後は、ゲームを手に取ってみるのもいいかもしれません。
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