
アナタの後ろから冷たい視線が注がれる
久しぶりの休みに家でゲーム。日常のウサを晴らすためにも爽快なヤツがやりたい!
そんな男たちの小さなストレス発散も女性たちは厳しい視線が注がれます。
「乱暴なことをやっている」
「何を興奮しているかわからない」
ゲーム攻略サイト「GAMY」の女性スタッフに聞いてもイマイチ共感されず、筆者の周辺の女性(ゲームをあまりしない人)に聞いたらほぼ100%いい答えの返ってこないゲームがあります。

そうです。コレ(グランド・セフト・オート)です。
このゲームはアメリカのロックスターゲームスが1997年に第1作目を発売し、現在までに2億2000万本も売れたゲーム。架空の都市を舞台に、ボスから仕事をもらったプレイヤーが強盗やら殺人やら自動車レースやらをやりまくるという教育にまことによろしくないゲームです。
※もちろん18歳未満はプレイできません。

こちらが最新作『GTA5』の主人公の1人トレバーさん(右)。清潔感のあまりないおっさんで、中身もあまり清潔感がありません。イケメンの兄ちゃんが「オレはアウトローだぜ」って銃を撃っていれば、少しは女性ウケしたかと思いますが、本作の主人公にイケメンはいません。でも、トレバーはイカした野郎だぜ!
『GTA』の楽しさを女性にも知っていただきたい

視聴者参加型ゲーム実況番組『HGC』さんの実況では、主人公が華麗に水上バイクで走っています。
青い空と海の間をイカつい皮ジャンのギャングが水上バイクを転がす姿はかなりアレですが、やってることは合法ですよ! ほら、気持ちよさそうでしょう!

加速がつきすぎて砂浜にスライディング・オン・ザ・ビーチ。水着の美女たちが逃げまどいます。
その後、普通に起き上がって「一緒に乗らないか?」とナンパしますが、成功するわけがありません。タフだぜ!

国家権力の犬である警官に屈さず、己の意志を貫くプレイヤー。
基本的にプレイヤーが悪いんですが、このゲームでは捕まったら負けなので警官や軍隊とも普通にケンカします。ケンカを売りすぎると手配レベルがあがってヘリとか装甲車で死ぬほど追い回されますが、それでもタフガイたちは己の意志を貫くのです。
確かにこれは女性の前ではあまりプレイしないほうがよいですね。それとお子様の前でやっちゃダメだ。
こんなゲームなのになぜウケるのか?
犯罪ばっかりやるゲームがなぜ2億本も売れるのか? 「人間が持つ暴力衝動がウンタラカンタラ」という説明もできますが、ぶっちゃけると「なんでもできるから」です。
パンイチで街中を走ることもできますし、車で高速道路を逆走することもできます。映画のワンシーンのようなバイクスタントも可能ですし、高いビルからパラシュート降下だってできます。発想力さえあれば『GTA』では、無限に近い遊び方ができるのです。
Gameチャンネルさんでは、いろんな遊びを『GTA』で楽しんでいます。

オーソドックスなのは自動車レース。『GTA』は都市部以外にも山や海があるので、車やバイクで自由に移動できます。オンラインで仲間を集めて、こんなモンスターカーレースも可能なのです。

パラグライダーなど、リゾート気分満点のアイテムもあります。こんな都心でパラグライダーをするなんて現実では絶対にできませんよね。ビルにぶつかったりすると死んじゃうので気を付けましょう。着陸したら警察が追ってくるので、こっちも気を付けてね。
現実感のなさがストレス解消にピッタリ
太陽輝く街でギャングたちがケンカしまくりの殺伐としたゲームなのですが、やることのスケールがデカすぎて現実感があまりありません。そういった部分が男性の支持を集め、ストレス解消ゲームとして人気である理由でしょう。
たしかに女性としては、こういう暴力的なゲームは理解しづらいのはわかります。ですが、レースやバトル、無意味にビルを登るなど本当に多くのことができるゲームなので、長く楽しめる作品なのも事実です。
彼氏が楽しげにプレイしていても冷たい視線を送らず、ちょっとだけ生暖かい目で見守っていただけるとうれしいです。



