記念すべき第20回目を目前にして、「漢たちとおさんぽ」に超ビッグゲストが出演した。日本最強のヒップホップヘッズ・サイバーエージェント社長の藤田晋だ。
今回の漢さんぽクルーは漢a.k.a.GAMI、DJ BAKU、奈津美、ちゃんもも◎にTAB001を加えたメンツ。今回はさすがにみんな緊張気味のようだ。しかし巨大な社長室にガンガンヒップホップがかかっているところがどこか安心する。しばらくすると藤田社長が登場。柔らかい物腰でクルーに挨拶をし、「漢たちとおさんぽ」がFRESH!の看板番組になっていることに感謝の意を示した。
漢が藤田社長と出会ったのは数年前のB-BOY PARKで、社長はボランティアスタッフとして会場のゴミ拾いをしていた。その際に知人を介して紹介されたとのこと。藤田社長はMSCの「宿ノ斜塔」「新宿STREET LIFE」、DJ BAKUの「THE12JAPS」がお気に入りだという。
「ヒップホップを聴いたきっかけはRHYMESTER。「EGOTOPIA」が95年にミュージックマガジン誌で10点満点中9点を取ったんですよ。それで興味を持って聴いてみたんです。それでハマってしまって、気付いたらヒップホップしか聴かなくなってしまった(笑)。それまではハードロックなどを聴いていました。バンドでヴォーカルをやってたこともある」とのこと。
漢がなぜサイバーエージェントのような大企業の社長がそこまでヒップホップに傾倒するのかを質問すると「社会の枠組みにハマってないとビジネスはできませんよね。言いたいことは我慢するし。だけどヒップホップを聴いていると、そういう状態から解放されるんです。反骨心を思い出させてくれる。『EGOTOPIA』で宇多丸さんが「黙らしてやるぜ、いつか全部」と歌うラインがあるんですが(「口から出まかせ」)、会社を作って難しい時期によく聴いて励まされてましたね」と回答。
また視聴者から「社員にしたいラッパーはいますか?」という質問には一瞬戸惑いながらも「う~ん(笑)。DARTHREIDERさんとかかな。もともとダメレコのまとめ役だったけど、9sariが立ち上がる時に合流したバランス感覚はさすがだと思いましたね」とビジネスマンとしての顔も覗かせた。
せっかくの機会なので、漢から藤田社長に企画プレゼン。「ラップアイドルユニット9sari48」「BIGBANGに対抗できるラップダンスユニット(候補:漢、SALU、AKLO、KOHH、日高)」「『ヒップホップ・ドリーム』映画化企画・キャストSMAP。主演キムタク」「『ヒップホップ・ドリーム』ドラマ化企画」「『ヒップホップ・ドリーム』舞台化」「FRESH!の地上波CMを作っては?」「AWAのCMで漢とDJ BAKUバージョンでやりましょう」と言ったバラエティ豊かなアイデアをグイグイ社長にアピールする。興味を引いたものあったようなので、いずれ「漢さんぽ」発の企画が世の中に出ていくかも!?
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