今年4月でフジテレビを退職し、フリーになった加藤綾子(31)。6日には高級筆記ブランド・ウォーターマンのクリスマスコラボレーションイベントに出席した。フリーになっても大忙しの状態が続いているが、「フリーアナウンサーになること」について、芸能リポーターの井上公造氏(59)が解説!以下、井上氏談。

■フリーになって成功するのは女性よりも男性アナ
そもそも、テレビ局のアナウンサーは会社員。たくさん番組に出ていようが、ほとんど出ていなかろうが、お手当はあっても、給料はほとんど変わらない。年収っていうのは年齢、キャリアで決まっていく。なおかつ人事異動があるので、一生アナウンサーできるとも限らないんです。ケースによっては営業部門に行く人もいたり、広報をやったり。
やっぱりアナウンサーになった人っていうのは喋りたいわけでしょ。喋れないんだったらフリーになるというケースもあるし、こんなに働いているんだったら、フリーになったらもっとお金もらえるのにというケースもある。
実は男性アナウンサーのほうが、圧倒的に成功例が多いんです。徳光和夫さんもそう、古舘伊知郎さんもそう。最近だと宮根誠司さん、羽鳥慎一さん。
女性の場合、女性がメインを張る番組っていうのは非常に少ないんです。中井美穂さん、長野智子さんとか、売れている方はいるんですが、それでもそんなに番組数がない。女性の場合、アシスタント的な立場だと、今いる局アナさんで用が足りてしまう。 高橋真麻さんみたいにキャラが振り切れているほうがラクかもしれない。
■フリーになる目安は30歳過ぎで「年収4000万」
フリーの鉄則っていうのがあって、年収が(税金など)コミコミでテレビ局時代の最低3倍にならないと、フリーになる意味がないと言われているんです。
東京のテレビ局で、30ちょい過ぎで1200万から1300万円だと思います。ということは、年収4000万円近くならないと、フリーになる意味がないんです。保証がないんですから。それをもってしても辞めるというのは、相当の勇気がいるんです。
■カトパンが最初にさんまの心をつかんだきっかけは
その点でもカトパンはすごいなと思うのは、来年の3月まではフジテレビ以外のテレビに出られないんですね、そういう契約ですから。でもそのあとは引く手あまたになるだろうと思います。
新人時代、さんまさんのアシスタント的なことで彼女がいて、すごく覚えているのは、本番中「加藤お前、胸でかいな。Dくらいあるだろ?」って言ったら、間髪入れずにどつくというか、はたくというか、そういうしぐさをみせて、「何言ってるんですか、EですよE!」って言って、胸を突き出してみせた。僕は新人であれを言える局アナはなかなかいないなと思って、あれで完璧にさんまさんの心をつかんだと思った。それを言えるっていうのはそれだけの力をもっている。フリーになるのは大変だけど、売れたらみんな億ですからね!
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