安倍総理は先月18日、トランプ氏に対し「TPP推進のために早くお目にかかりたい」と発言し、今月27日~28日で日米首脳会談を調整中。さらに対ロシアについては「年早い時期に訪ロし、関係改善を加速したいと」と発言。近くロシアを訪問する考えを示している。
一方、先月行われた日ロ首脳会談では、北方領土の返還が焦点となっていたが返還は実現しなかった。そのことについて自民党の二階幹事長は「一筋縄にはいかない」としたうえで「向こうも日本と仲良くしたいと思っている。勝算はないとはいえない」との考えを示した。
また20日にトランプ氏の大統領就任を控え、先行きに注目が集まる日米関係について二階幹事長は「簡単だといえば嘘になるが、日本とアメリカは世界の中の基軸だと思っている。大事にしていかなくてはいけないと日本はもちろん、アメリカ側も考えている」と話した。
トヨタのメキシコ新工場建設についてトランプ氏は、今月5日、Twitterで「絶対にだめだ!米国に工場を建設しなければ重い国境税を課す」と投稿するなど、強硬的な発言で物議を醸し続けている。そんなトランプ氏とのアメリカ外交、今後どのように交渉を進めれば良いのか。二階幹事長は「フランクにぶつかっていくしかない」とし、大胆なトランプ氏に対する対応を示した。
さらに、二階幹事長は安倍総理の外交手腕について「このフットワークは素晴らしい。そして日本に訪問いただくことも大いに大事なこと。一方で日本の総理が自ら足を運ぶことも外交上計り知れない効果がある」と評価、「精一杯お支えして、安倍外交を結実させるようにしなければいけない」と話した。
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