13日、3月発売の新型ゲーム機「NINTENDO Switch (ニンテンドースイッチ)」を発表した任天堂。スマホゲーム普及の影響などにより低迷が指摘されるだけに、今回の発表はまさに背水の陣で臨んだものだ。

任天堂が初めて発売したゲーム機「ファミリーコンピューター」、通称「ファミコン」。1983年に発売されると、ハードは6000万台以上、ソフトは5億本以上もの売り上げを見せるなど全世界で爆発的ヒットとなった。また、コントローラーに採用された"十字キー"はその後のゲーム機の礎にもなった。
1989年には持ち運べるゲーム機「ゲームボーイ」を発売。こちらもハード1億台以上、ソフト5億本以上を売り上げ大ヒットに。通信機能付きで2台同時プレイが可能になった。
常に世界を驚かせてきた任天堂であったが、あまりに先取りしすぎたため失敗したものもある。
2001年発売の光ディスクを採用した「ゲームキューブ」。ハード2174万台、ソフト2億857万本と、売り上げはさっぱりで任天堂の「黒歴史」となってしまった。
しかし、その後発売した「ニンテンドーDS」、「Wii」はいずれも1億台以上を売り上げる爆発的ヒットに。ただ、続いて発売した「Wii U」は、テレビと接続しなくてもコントローラーだけで遊べると話題になったが、1336万台しか売れなかった。
任天堂の売上高は2008年度には1兆8386億円を記録したが、2015年度には5044億円と3分の1以下に減少している。売り上げ不振から脱却なるか、任天堂の本気が試される。
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