17日、AbemaTVの若者向けニュース番組『原宿アベニュー』で、火曜パパコメンテーターの杉浦太陽が、阪神淡路大震災の被災体験を語った。
1995年の1月17日に起きた震災から22年。この日、各地で慰霊祭や避難訓練が行われ、番組ではその様子を紹介した。関西出身の杉浦は中学生の時に被災。「朝5時ごろ、タテ揺れの前に、ゴゴゴゴゴ……という細かな振動を感じて」「弟が僕の部屋に飛び込んできたんだけど、あとで弟が普段寝ているところを見に行ったら、ちょうどそこに、ブラウン管の大きなテレビが倒れて落ちてきていたんです。もし気付かなかったら、弟が潰されていたかもしれない」「家の外に出たら、木も川沿いのフェンスも根こそぎ倒れていた。初めは被害を実感しなかったけど、次第に被害が拡大していって。毎日ニュースを見て恐怖を感じていました」と生々しく告白した。
さまざまなボランティア活動の経験がある蝶野正洋は「2011年の東日本大震災の時、現場で指揮を執っていたのは関西で被災した人々。震災の時の経験がすごく生きていた」と振り返った。杉浦は「22年経ち、神戸は『こんなに復興できるんだよ』といういい手本になったと思います。東北、熊本ほか、さまざまな災害で被害を受けた各地域もどうか頑張ってほしいです」と、引き締まった表情でエールを送った。
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