「ブームの大きな一旦を担っているのが自分で、”ブーム”が去った時に戦犯扱いされるのも自分だろうなという不安はあります。」
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Creepy Nuts(R-指定&DJ松永)として2016年1月にリリースされた1stミニアルバム「たりないふたり」が大ヒット、その後、数多くのライブやフェスへ出演。個人では「フリースタイルダンジョン」の最強バトルMCとして大活躍、バトルブームへの火付け役に。大活躍を見せたラッパー、R-指定に話を聞いた。
2017年2月にニューアルバム「助演男優賞」リリースをひかえる“2016年ヒップホップシーンの顔”はヒップホップブームや自身のキャリアをどう考えているのか?
――今年1年お疲れ様でした。大晦日に放送される「AbemaTV presents フリースタイルダンジョン東西!口迫歌合戦」についてお話をお聞かせください。
なぜ俺は毎年年末にMCバトルをしないといけないのか・・・今年こそはゆっくり出来ると思っていたのに・・・。
――(笑)。メンバーはいかがでしょうか?戦いたい相手などいらっしゃいますか?
<メンバー表>
東は、スター集団。西は曲者集団というイメージですね。DOTAMAさんとはお互い言う事が無いので、やりたくない。というか誰ともやりたくない(笑)。
(優勝賞金)分配、揉めそうだな・・・。
――ありがとうございます(笑)。
では、R-指定さんの話をお聞かせください。「2016年ヒップホップシーンの顔」とも言える大活躍だったと思いますが、どうお考えですか?
R-指定:とにかく今年は、急激に環境が変わっていく中で変わらず自分達の軸を維持し続けるそんな1年でした。
――世間的にはヒップホップブーム、バトルブームは盛況です。どう思われていますか?
R-指定:個人的にはフリースタイルもバトルもLIVEや音源制作と並行して昔からやっていたことで、中でもバトルは、1番陽の目を浴びないマニアックな文化だと思っていました。
客がいなくても変人扱いをされても好きやからずっと仲間と続けてきました。
それがここ1年で急に”ブーム”になって馬鹿にしていた同業者達もこぞって1枚噛んでくるようになり、全く興味もなかったであろう別ジャンルのアイドルやメディアなどが嘘のようにたくさん喰い付いてきました。
若い子達は、俺たちの時代と違いLIVEやアルバムを出す為ではなく、バトルで勝つ為にフリースタイルを始める。
この掌返しのような状況はかなり複雑な心境です。
この”ブーム”のおかげで見れた景色もたくさんあります。そこが入口で自分達のLIVEに来てくれたり、アルバムを買ってくれたりする人達が増えた事はとても嬉しいです。
――「またブームが終わるのでは?」との声が一方ではあります。
R-指定:まわりから見るとこの”ブーム”の大きな一旦を担っているのが自分で、”ブーム”が去った時に戦犯扱いされるのも自分だろうなという不安はあります。
必ず”ブーム”は去るのでその時に崩れない足場を作っておくことに今は専念しています。それは、良い曲を作って、良いLIVEをする。それだけのすごくシンプルなことです。それを続けて来たことで、Creepy Nutsとして様々なLIVEやFes.に呼んで頂けるようになりまました。
――2017年はどのような活動をしていきたいですか?
そんな葛藤の中で生まれた「未来予想図」という曲が収録されたアルバム「助演男優賞」が2月に発売されるので、是非聴いてみて下さい。その曲の中で言いたいことは全部言っています。
暗い未来にならないように、例え暗い未来が来たとしても自分のやりたいことを続けていくしかないと思っています。来年も地道に一歩一歩積み重ねて行こうと思います。
そうすれば再び来る冬の時代も乗り切れるし、冬が明けて光が差した時に準備万端で飛び出せる気がしています。現に長い間、地下の奥底でくすぶっていたフリースタイルという文化が今こうして陽の目を浴びているので。
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