サイバー攻撃に関するニュースが世間を騒がせている。2016年9月には米ヤフーが5億件の個人情報流出、11月には経団連事務局が情報漏洩の疑いなどサイバー攻撃被害が後を絶たない。

 そもそもサイバー攻撃とは、主にインターネットを利用して相手の情報を抜き取る、相手のネットワークを壊す、相手のPCを乗っ取るなど、特定の相手を狙う場合もあれば不特定多数を狙って攻撃する場合もある。数多くのPCがサイバー攻撃を毎日受けており、その数は1年間におよそ1281億件、1秒間に約4000回の計算となる。

 その数は年々急増しており、2013年には約128億件、2014年には約256億件、2015年には約536億件、そして2016年には約1281億件だ。

 もちろん、サイバー攻撃の増加にともなってウイルス対策ソフトなどの対策も進んでいるが、それ以上のスピードで攻撃側の技術が向上しているという。ジャーナリストの津田大介氏によると「基本的にウィルスに侵入されるのは防げない。むしろ入られた後にどうデータを守るのかを考えなければならない」。どんどん新たなウイルスが開発され、それにウイルス対策ソフトが対応するまでのタイムラグにサイバー攻撃が進行するという。

 モノのインターネット、「IoT」が進むにつれてさらにサイバー攻撃に備える必要があると津田氏は指摘する。「スマホやPCと比較して、IoTの機材はまだセキュリティが弱いところが多く、狙われやすい」。さらに原子力関連施設へのサイバー攻撃など、テロにつながる危険性を忘れてはならない。「第五の戦場」とも呼ばれるサイバー領域。その危険性をしっかり理解し、攻撃を受けたときに対応できるように準備しなければならない。(AbemaTV/AbemaPrimeより)

(C)AbemaTV

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