21日、東京・代々木第一体育館でAKB48・小嶋陽菜の卒業コンサート「こじまつり~前夜祭~」が開催された。高橋みなみや松井玲奈らの卒業生のほか、アンガールズ田中卓志、アンジャッシュ小嶋一哉、おぎやはぎ、高橋愛、ふなっしー、マーク・パンサーらゲスト陣が華を添えた。
ライブでは峯岸みなみ、高橋みなみとの派生ユニット「no3b(ノースリーブス)」のパフォーマンス、敬愛してやまない元モーニング娘。の高橋愛とのコラボ、など、卒業コンサートならではの豪華演出も。また、乃木坂46が「BIRTHDAY LIVE」を開催しているさいたまスーパーアリーナと中継を結び、「乃木坂AKB」として『混ざり合うもの』を披露、2会場47000人のファンが大いに盛り上がった。
これまでは卒業の話題が出ても常にマイペースだった小嶋。この日も小嶋らしく笑いの絶えない内容だったが、アンコールでは『桜の花びらたち』『10年桜」では感極まり、メンバーと肩を抱き合い涙を流す場面も。4月19日に秋葉原のAKB48劇場での公演をもって正式にグループを卒業することを発表し、「それまで、もっともっとみんなと思い出を作りたいと思います」とファンに呼びかけていた。
終演後の囲み取材に応じた小嶋。「今日の私…こんな猫の柄のスカートをはいていますけど、もうすぐ、29歳になります」と自虐発言、ぶりっ子ポーズを取っていたが、報道陣からの質問「最年長での卒業?」には過敏に反応し「歴史に名を刻みたくない」とコメント、「29歳のアイドルって嫌じゃないですか?」と逆質問。
「誰が最年長だったか、調べてもらったら、(SKEの)佐藤実絵子さんの26歳でした。それから私になると分かったので、もう29歳の卒業でいいかなと諦めました」と苦笑い。「やっぱり悩んで、迷いもしました。4月18日にやれば28歳で卒業できるから…。でも、誕生日の19日に決めました」と語った。
唯一無二の存在だった小嶋。「メンバーの誰が後継者になりそう?」との質問にはしばらく考え込んで、「う~ん、考えても出てこない。いないですね」と笑い、「また何年か経ったら出てくるんじゃないかなと思います」と話した。
22日には「こじまつり~小嶋陽菜感謝祭~」が開催される。思わず涙を見せた小嶋は「今日で、完全燃焼してしまったので、これ以上を出せるのかと思います。でも、明日はAKB4にいた11年間の集大成。今から気持ちを切り替えて頑張ります。自分が泣きそうというより、皆さんを泣かせたい」と意気込んだ。
(C)AbemaTV/ライブ写真:AKS/囲み取材写真:野原誠治
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