18日深夜に放送された『AbemaTV』AbemaSPECIALチャンネル『ライムスター宇多丸の水曜 The NIGHT』で、「フリースタイルダンジョン」で巻き起こった“”事件が語られた。

 宇多丸は「今でこそ日本で一番成功したソロラッパーのひとりなんだけど、昔はバトルMCとしてぶっちぎりだった時代がある」とKREVAを紹介。まだ正式なMCバトルが「B-BOY PARK」しかない時代に、史上初となる3連覇(1999~2001年)を果たした実績を持つ彼について、「その挙句、一番売れたラッパーになっちゃうんだから、立つ瀬がない(笑)。頭が上がらない後輩の一人」と絶賛した。

 そんなKREVAは、般若とは「B-BOY PARK」時代に因縁があるそうだが、サイプレス上野いわく「直で戦ってはいない」とのことで、宇多丸も「そんなに因縁あったっけ?」と思ったそうだ。

 しかし、「僕も、般若にケンカ売られてアンサーを返したのって、俺が唯一くらいじゃないの?」と、般若にビーフを仕掛けられた過去のエピソードを語りつつも、「般若に限らず、妄走族(般若が過去に所属していたグループ)は色んな人にケンカを売ることで有名。やっぱりね、彼はとにかくサービス精神旺盛で、ちゃんと何を言えばお客が一番沸くかをわかってるっていうか。それこそプロレス魂っていうか、そういうところ天才的じゃないですか。そういう意味で“般若さすがだな”と思うところもあったんだけど」と評価した。

 さらに宇多丸は「実際のところはわからないけど……」と前置きしつつ、KREVAへの宣戦布告が放送されたことについて「テレ朝が“良い度胸してんな”と思って。いくらでもカットできるのに放送しちゃうわけだから」と、チクリ。

 ここで「あなたはインサイダーすぎて言えること言えないことあると思いますけど……」と宇多丸に振られたサ上は、「スゴいエンターテイナーなんだけど、そこが伝わりにくい部分もある。本気で怒ってるんじゃないか? って思っちゃう人とかもいるし」と、般若について「フリースタイルダンジョン」の共演者ならではのコメント。

 これを受けて宇多丸も「やっぱり地上波で名前を出して成立する、数少ない人だっていうところがね」と、KREVAの知名度を承知した上でケンカを売った、般若の“エンターテイナー性”を再び絶賛した。

 しかし宇多丸は、「まずバトルにはならないと思うw」という視聴者のコメントに対し、「一応言っておきますと、バトルは日米問わずヒップホップの華なんだけど、同時に売られたら絶対に買わなきゃいけないってもんじゃないから」とピシャリ。

 海外の大物ラッパーたちによる“バトルへの対応”を例に挙げつつ、「今回の件に関しては、KREVAが般若のことをどう思っているかにもよる。耳には入っているだろうし、意識してもいるはず。その上でどう振る舞うかは彼の勝手」と冷静にコメントし、「俺が(アンサーを)返したのは、般若くんを超認めてるし、そりゃ彼に言われたら返さなきゃなと思ったからだけど、そこは人それぞれ」と強調した。

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