タレントのユージ(29)が、同じ事務所の先輩という立場から先月芸能界引退を表明した清水富美加(22)の出家騒動について、テレビ番組などで見解を示したり、コメントを出したりと、出演の機会が増えている。

(画像はユージの公式ブログより・スクリーンショット)
テレビ番組で、ユージは「どこに行こうと彼女の自由。彼女の気持ちを尊重したい」とした上で、「事務所にいてそんなにつらい思いをしていたことに僕自身気づかなかった。大変申し訳ない」と謝罪の言葉も述べた。低賃金で働かされたという清水の主張については「安いのは認めます」としながらも、社内の給料システムについて解説。清水が告白本『全部、言っちゃうね。』を発売したことに対して「ビジネスにつなげようとしている感じがするのが悲しかった」とコメントした。
清水の出家引退騒動についてのユージの発言は、ユージ本人が「僕が発言すると、事務所の代表意見と思われてしまうので、あくまで僕個人の意見として言わせていただきたい」と断りを入れた上での発言だが、事務所側が彼に全幅の信頼を寄せていることがうかがえる。
かつてはJOYとのコンビで、いわゆる“ハーフタレント枠”で人気を博したが、2014年2月に一般女性と結婚し、父親になった頃を契機として徐々に仕事の幅をスライドさせている。明らかに多くの番組で、ハーフタレントとしてではなく、あくまでもユージとして求められている仕事が増えている。
謙虚な立ち回り力
芸能界にデビューする前に大工見習いの経験があり、テレビ朝日系列で放送されていた『大改造!!劇的ビフォーアフター』の「有名人の実家リフォーム相談スペシャル」に「実家の庭のリフォームをして欲しい」と応募。親孝行のため、業者に全てを任せず、大工見習い時代に着ていた紫色の作業着を纏い、建築関係の仕事をしている友人たちとともに改装工事に参加した。
この改装工事には、「ガーデンリフォームの匠」である金井良一氏を招き、50万円の低予算で、廃材を有効に活用した家庭菜園と農機具を収納する倉庫を完成。その後も保育園の園庭リフォームや個人宅のガーデンリフォームに金井のアシスタントとして同行し、金井から「愛弟子」と評されるまでに関係を深めていく。大工以外にもスプレーアートも特技として持っているユージは、保育園の園庭リフォームでは、道具の物置や園舎裏側などに動物や虹などのイラストを描いて子供たちを喜ばせている。
ユージは現在、NHK Eテレ『すイエんサー』や『趣味の園芸』などいわゆる知的な番組にも出演し、バラエティ番組以外にも活躍の場を広げている。しかも、どの番組でもしっかり自分の立ち位置を理解して動くことができている。
『趣味の園芸』に出演する際も「僕もちょっとやっていいですか」とあくまでも園芸初心者の立ち位置を守りつつ、また共演者がおかしなことを言った際はツッコミを入れながらも「いや、僕は好きですけど」とフォローを付け加えることを忘れない。これはユージ本人の性格的な優しさというのもあるのだろうが、この謙虚な姿勢を崩さずに如才なく立ち回れば、芸能界で長く必要とされるタレントであり続けることが出来るだろう。
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