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 タレントの池澤あやかが、神奈川県逗子市にある"事故物件"に潜入取材を試みた。

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 日も暮れた住宅街で待ち合わせた、不動産会社の昆佑賢さんに案内されたのはとある集合住宅。築44年の年代物だが、フルリフォームされており、リビング、キッチンのシンクもピカピカだ。池澤も古さを感じさせない内装に「新しい物件の臭いがしますね」「キレイ」。

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 各部屋の壁紙の色も全て異なっており、池澤は「スゴいオシャレ。ピンクだし。ウォークインクローゼットが広いのが良いな。凄い!良いなぁ、コンロも3口あるし、めっちゃ良い物件ですね」と絶賛。

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 およそ55平米の2LDK、最寄り駅から徒歩7分という好立地。価格も1290万円というオトク物件だ。

 そこに訪ねてきたスーツの男性。インターネット上で「大島てる」という事故物件のサイトを運営する、大島てる氏だ。

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 「大島てる」は自殺や他殺、事故死などがあった不動産物件をマッピングしたサイトで、2005年の開設以来、引っ越し前の確認のため、多くの人たちが訪れている。今では国内だけではなく、海外の事故物件も掲載、さらに、関連本も出版されるなど、静かなブームを呼んでいる。

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 大島氏が「実はここでは火災がありました。それで高齢のご夫婦がお亡くなりになられてます」と説明するとおり、この物件では2013年1月、80代の老夫婦が火災で死亡。火災直後の部屋は、煤などで真っ黒な状態だったという。それから4年、フルリフォームした現在も、買い手がつかない状態だったのだ。

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 そこまで聞いても全く気にしていない様子の池澤に、スタッフが"プチ一人暮らし"を体験させてみる。なぜか寒気を感じ、体を温めようと、食べ物を探していたその時、ブレーカーが落とされ、室内は真っ暗に。大慌ての池澤は「意外とキレイだし、行けるかなと思ったんですけど、電気消したら怖いですね(笑)」。

 なぜ、大島てる氏は事故物件の情報提供サイトをわざわざ立ち上げたのか。

 「かつて私は不動産業に携わっておりまして、その時にワケあり物件を掴まされたくなかったというのが動機です。そういった情報を集約することによって、とにかく自分が避けたい、ただそれだけなんですけど」と振り返る。

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 資産価値が下がるから削除してくれという要請はちらほらあるといい、訴えられたことや、殺人事件を起こした本人からの苦情もあるという。

 それでもサイトを継続する理由について「社会で色々問題があるワケですけど、そういった問題があっても特に弊害がないと放っておかれるわけですよ。でも人が死んでるんだということを大きな声で言っていきたい」と話していた。(AbemaTV/AbemaPrimeより)

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