SHELLYがMCを務める「Wの悲喜劇~日本一過激なオンナのニュース~」。第5回のテーマは、女性に増えているというアルコール依存症。どのようにしてアルコール依存症を脱したのか、酒で地獄を見た女たちが、自身の経験をもとに赤裸々に語った。
(画像:アルコール依存症に陥ったOLの大久保麗子さん[仮名])
就職と同時にお酒にハマり、アルコール依存症に陥ったOLの大久保麗子さん(仮名)は、アルコール依存症だということを親は知らないという。その代わり、ネットで出会った仲間に励まされている。「ブログで同じような年齢で似た経験をしている人を見つけて、やりとりをして、話したり会ったりすることもある」と話す。実際に会う仲間とは、夜ではなく昼の時間に会うことが多い。その理由について「安いチェーン居酒屋にかけるお金と同じくらいの価格でお昼にちょっといいものを食べることができるから」と話した。
(画像:全日本断食連盟理事を務める宮田由美子さん)
一方で、アルコール依存症が原因で離婚も経験し、現在では全日本断食連盟理事を務める宮田由美子さんは、アルコール依存症を脱した理由に、子どもと仲間を挙げた。「子どもがいなかったらお酒はやめられなかった。子どもたちのためにって思えた」と話し、「同じようにアルコール依存症を治そうと頑張っている人たちの自助グループに入った。お酒を我慢したら、またこの人たちと会って話せると思って頑張った」と説明した。自助グループの仲間とは、過去の話や貯金額でさえ、さらけ出して話せるという。
日本には多数の自助グループがあり「全日本断酒連盟」は全国に約600の支部を持ち、会員は約8000人。宮田さんはこの連盟の理事を務めている。
(画像:30年間アルコール依存症患者を診療し続けている精神科医・堀川百合子先生)
アルコール依存症患者を診療して30年の経歴を持つ精神科医の堀川百合子先生は、アルコール依存症を抜け出すためには周りのサポートも重要だと話す。「昔は、本人が治そうという力がない限り医療従事者は手を貸さなかった。しかし、最近では放っておくと死ぬところまできてしまう恐ろしい病気だということも分かってきて、無理やりにでも周りが連れてくることを勧めている」と説明。アルコール依存を脱するためには、周りからのサポートが大切だと語った。
(C)AbemaTV
(ライター/小林リズム)
『Wの悲喜劇 ~日本一過激なオンナのニュース~』は毎週金曜24時から放送中