
“VR元年”と呼ばれた2016年。最新ゲームを紹介する「東京ゲームショウ2016」でも主力はVRで、昨年末には「Playstation VR」が登場したものの今年に入っても品薄状態が続くなど、その人気はうなぎのぼりだ。VRが今一番盛り上がっているのが東京・渋谷だ。

VRファンの間で有名なのが「アドアーズ 渋谷店」。平日の朝にもかかわらず、開店前から入場を待つファンがすでに多く並んでいる。その4階にある、去年12月にオープンした「VR PARK TOKYO」が大人気だ。98坪のフロアにシューティングからスポーツまで7種類のVRがあり、常設のVRテーマパークとしては日本初となる場所だという。80分遊び放題で1人3300円(事前予約で2900円)となっている。

中でも注目は「DIVE HARD VR」だ。工事現場のようなセットと細い通路、そして扇風機。これらはVR空間と一体感を増すため、VRの世界と同じようなセットを用意している。そして細い通路が最大のポイントとなっている。ゲームの内容は、高層ビルの上で敵を倒しながらミッションを遂行するアクションゲームで、最後に迎えに来たヘリコプターまで辿り着ければクリアというものだ。やって来たヘリコプターまでたどり着く際に登場するのが、細い通路。VRの中で見ると、かなりの高さがあるものとなっている。実際の高さは約10センチほどだが、迫力は本物と遜色ない。

続いては、天井から吊るされた謎の器具と吹き抜けにネットを張った空間。一見するとどう使うかわからないが、器具に体を固定し、吹き抜けの上へ。VR上ではジャングルを見ているだけのようであるが、開始後ジャングル内を上下に飛び回るような仕組みになっている。このゲームは「JUNGLE BUNGEE VR」、日本初登場の屋内でバンジージャンプが体験できるマシーンだ。吊り下げられたまま映像と連動して可動し、より臨場感が味わえるものとなっている。実際に動くのは1メートルほどだが、VR上の体感では約40メートルにもなるという。
しかし、VRの進化はこれで止まらない。家庭でも体験できるVRがあるといい、それが世界初のVR専用アダルトゲーム「VRカノジョ」(4980円 税込)だ。登場する夕陽さくらちゃんは、近所に住む明るく朗らかで、誰でも仲良くなれるタイプの女の子だ。スカートの中などがくまなく観察できるというソフトだ。

さくらちゃんの部屋に勝手に入り、タンスを開けるという“セクシー度入門編”ではさくらちゃんの着替えが入っており、自由に着せ替えができるという。3D美少女アダルトゲームメーカー「イリュージョン」開発担当の大鶴尚之氏は、「下着のデザインは自分たちでイチから作って。夢を詰めて」と語る。さくらちゃんの衣装は全11種類あり、その中から好きな服に着替えさせることができる。

“セクシー度応用編”は、さくらちゃんがベッドで横になっているシーンも。なんとさくらちゃんの横に置いてあるのは、電動マッサージ機。「持ってもらって、脚とか胸に当てると実際にちゃんと電動マッサージ機の先が動きますので」と説明する。ちゃんと振動が手に伝わる仕様になっているという。その他にもさくらちゃんと棒状のスナック菓子を両端から2人で食べるシーンもある。「今はさくらちゃんしかいないが、これから増やしていきたいと思います」と語る。男子の夢を“仮想空間”が叶えてくれる、まさに夢のソフトと言えるだろう。
進化の止まらないVR、これからも世の人々を魅了されるソフトが開発されていくに違いない。(AbemaTV/AbemaWaveサタデーナイトより)
(C)AbemaTV
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