昨年1年間、全国でストーカーに関連する事件といわゆる「DV」に関する事件の検挙件数が過去最多を更新したことが分かった。
警察庁によると、昨年、全国のストーカーに関する事件の検挙件数は前年より190件増えた2605件で、過去最多を更新した。強制わいせつや住居侵入事件が増加傾向にあるという。被害の相談は女性が9割近くを占め、全体の6割以上が20代から30代だった。
配偶者からの暴行に関する事件の検挙件数は前年から381件増え8387件で、DV防止法が施行された2001年から増加し続け、過去最多だ。このうち未遂を含む殺人罪での検挙件数は102件だった。被害の相談は7万件ほどで、男性からの相談も増加傾向にあり、昨年初めて1万件を超えた。
さらに、近年では「善意ストーカー」が増加しているという。「『ストーカー』は何を考えているか」の著者である小早川明子氏によると「毎日同じ電車に乗り込み勝手にボディーガードする」や「女性の同僚のデスクを勝手に掃除する」など、警察に捕まっても「なぜ捕まったか理解できない」と主張するケースもあるという。
(AbemaTV/『原宿アベニュー』より)
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