今流行の、ガッツリ系ラーメン。しかし、そのパイオニア的存在である、あの有名店・ラーメン二郎の仙台店公式Twitterが炎上してしまった。
「大は多いので、初めての方は小でと再三お願いしたにも関わらず、『いいから大全部マシ』金払えば何してもいいと言う勘違いした態度。半分以上残した後、笑いながら『食える訳ねーよ!』とクソ野郎。三連コンボのお客様がいらしたので、帰り際に人生初の『2度と来ないでくださいね~(ハートマーク)』が自然と口から出て驚く」と、客のマナー違反を晒してしまったのだ。
この一件、悪いのは店なのか、客なのか。デカ盛りの店と客との関わり方とは一体どうあるべきなのか。騒動となった仙台で直撃取材した。
問題となった店の前には午後3時になっても大行列が出来ていた。食べ終えた客に話を聞くと「店は小を薦めてきたので、客の方が悪い」。東京から来店の有名店マニアの6人組男性は「ああいう客が多かったと思うから、店がやってくれて良かった。一回やれば、減るかな?」「客として見てても、あまり気持ちが良くない。スッキリした」と言い切った。
また、「店長さんは凄く優しい方。よっぽどの事があったと思う」他の客も「店長さんは愛想がメチャ良くて優しい人。あんな事をいうのは、それだけ腹が立ったと思う」「普段絶対そんな事言わない人」「他の店舗と比べても、仙台の店主はとても優しい」と店主の側に立つ意見が多かった。
一方、以前、別のラーメン店でアルバイトしていたという男性からは「確かにそんな客はイヤ。金さえ払えばいい訳じゃない。お客さんに言うのはいいけど、『言ってやったぜ!』はどうかと思う」という意見や、「ネットで晒しあげるのじゃなく、対面で言ってそこで終わらせればいい」といった意見も。
合計46人に聞いたところ、「客が悪い」が34人、「どちらも悪い」が12人、そして「店が悪い」と答えた人は0だった。
特に店主を良く知る人からは「よっぽどの事があったのでは」と言う声が多も多かったが、「きょうは店主がいないので、なんとも言えない」「取材は100%断られると思う」「他の局でも全員断っている」と、残念ながら店主と接触することは出来なかった。
巡ったラーメン店1万1000軒、トータル2万4000杯を食べたという"自称日本一ラーメンを食べた男"ことラーメン評論家の大崎裕央氏はどう思うのか。
「またかって感じ。過去に何回もあったし、驚かなかったが、こんなにニュースになった事にびっくりした。店主のTweet事は全然問題ない。店もお客を選ぶ権利がある。お客様は神様だとまで思わない、あくまでも対等」とコメントした。
また、辛うまラーメン店の「蒙古タンメン中本」代表、白根誠さんに話を聞くと、「俺らは食い物屋だから、残されると個人的にはもったいないと思う。ただ、極辛の『北極ラーメン』などは出来るだけ説明するようにしている。それでも残したら?お客さんの自由だから、全部食べろとは言えない」。Tweetに対しては「やり過ぎ!客に暴言吐かれても、俺らは『ありがとうございます』と言うよ」と笑顔で答えてくれた。(AbemaTV/「勝手に出口調査」より)