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4月16日(日)、AbemaTVにて新番組「照英を泣かそう」がスタートする。

この番組は、視聴者から「泣ける話」を募集し、一流イラストレーターと人気声優がコラボした「紙芝居付き朗読会」が展開されるほか、視聴者の感動を誘う動画が上映。これらを受け、照英がいかに泣けるストーリーかを「大泣き・中泣き・小泣き」の3段階で判定しながら、涙を流しストレスを発散することを目的とする「涙活デトックスバラエティ」だ。

今回、AbemaTIMESでは、初回の収録スタジオに赴き、照英に取材を敢行。冠番組への意気込みとともに、照英にとって、泣くこととは何なのかを伺った。

俺、泣かないよ!

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--照英さんの冠番組がいよいよAbemaTVではじまります! 「涙活デトックスバラエティ」をテーマとして打ち出してますね。


照英:今回、「照英を泣かそう」という斬新な番組名ですけど、泣こうと思って泣けるものじゃないんだなぁと改めて思いました。今までの人生でも、泣こうと思って泣いたことはないんです。自分でも涙のスイッチがどこにあるのかわからない。どんなことに感動して、どんなことに共感するのか、じっくり考えてみてもやっぱりわからないんですよ。

--気づいたら泣いている感じ?

照英:そうですね。今まで人生のターニングポイントでは結構泣いてきているので、泣き虫であることは間違いないと思います。だけど、勘違いしてほしくないのは、「転んで痛かった」とか、「失敗した」とかで泣いたことはないんです。自分のことで泣くほど弱い人間じゃない。人のためというか、こんな自分に対して優しくしてくれる相手がいて、はじめて涙が溢れるんです。

--なるほど。


照英:例えば、自分の子供が産まれたときも、産んでくれた妻がいてくれたことに涙が溢れたんです。なので今回、番組がスタートするにあたってスタッフと打ち合わせしたとき、「泣かせられるもんなら泣かしてみてよ。俺、泣かないよ!」と言ったんですよ。

1回目の収録で泣いちゃった

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--収録を終えてみていかがでしたか?


照英:ただ今回、1回目の収録で泣いちゃったんですよ。「何も考えなくていいので、席に座ってください」とスタッフに案内されて、感動話を朗読されて…。最初、「朗読じゃ泣けないよ…」なんて思ってたんですけど、不思議と涙がこみ上げてきちゃいましたね。

--どんな部分に涙腺を刺激されたんですか?

照英:誰かを助けようとして、一生懸命になってる姿というのがストーリーで描かれていたんですけど、そこですね。自分はそういう類の話に弱いのかもしれない…。それと動画を見て涙したのも、不器用なお父さんが娘に「おめでとう」と言えないもどかしさが、なんか心に響いたというか…。泣く・泣かないの話だとやっぱり自分は簡単に泣けるほうなんだと思います。

泣くこともできない奴はかわいそう

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--この番組を通じて、照英さんの涙スイッチがどこにあるのかを知ってみたいと思います?

照英:涙腺が崩壊するポイントがどこなのか知りたいですね。ほんとに号泣したことって、数えるくらいしかない。そのくらいの号泣が、今後この番組であるのかなって。だから改めてスタッフさんに「かかってこい」と言いたいです(笑)。「照英を泣かそう」というタイトルを掲げてるくらいだから、泣かしにくるってことじゃないですか。

--ある種、男性にとって泣くことはネガティブに捉えられる節もあると思いますが、それに関していかがですか?

照英:泣くこともできない奴は、かわいそうな奴なんだと思います。

--照英さんらしい、力強い意見ですね。


照英:何かを我慢してるってことですもんね。人生を歩む上で、みんな鎧を着せられていく。「これはやっちゃいけないよ」とか「ここでは泣いちゃいけないよ」とか制約も多い。これって言い換えると全て、「我慢する」ってことなんですよね。けれどそれよりかは、1枚1枚鎧を脱ぎ捨てて、ある種、素っ裸で生きている奴のほうが強いと思うんです。

--泣きたいときは泣けばいいと。

照英:そう。泣くことを我慢する必要はない。まぁ僕の場合全く我慢せず生きてたらこんな人間になっちゃったんですけどね(笑)。

--(笑)

照英:もちろん、大人としての礼儀や節度は大切にしつつですよ。けど泣くことで誰かに迷惑ってかかります? あまり思いつかないですよ。その部分で自分を抑制する必要はないと思うんです。「女の前で男が泣いたら恥ずかしい」とかよく聞きますけど、「なんだそれっ? 逆にお前そんなに弱い人間なの?」と思います。泣きたいなら泣けばいいし、笑いたいときは笑えばいい。そういう考えが自分の根元にあるんです。泣くのに怯えてるようなやつが家族を養えますか?

泣いてる照英を笑ってほしい

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--収録現場を拝見させていただき、感じたのは「人生を考えさせてくれる、家族のありがたみを改めて感じさせてくれる番組」ということでした。照英さん自身も愛する奥さまにメッセージを送られてましたね。


照英:大切にしなきゃいけない気持ちを思い出させてくれる番組だなって思いますね。誰しもが経験したことのあるような普遍性を持つ感動ストーリーの連続で、「心の世直し」というか…観てもらえれば姿勢を正すことができると思います。この番組の笑えるポイントは「照英泣いたよ」ってとこ。それを笑ってくれるのはありがたいけど(笑)。

--そこはぜひ声に出して笑ってと(笑)。

照英:はい。けど、「なんだよ、この番組」とあざ笑うように観る奴は地獄におちますよ。「お前には感情がないんだな」って。あとこの番組ね、「泣く」がテーマじゃないですから。「泣かす」がテーマですから。だから僕、毎回は泣かないと思う。

--そうですね。視聴者も照英さんのリアルな「涙」を期待していると思います。

照英:「照英を泣かそう」=「視聴者を泣かそう」だと思ってます。今後、「僕はあの話で泣きました」など視聴者からの感想も欲しいですね。

--コメント欄も賑わいそうですね。

照英:うん、楽しみですね。「あのストーリーで泣いたんだ。人っておもしろいね」なんて会話を番組でしたい。僕は人間に興味があるんですよ。

泣くのって本当に気持ちいい

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--改めて伺いますが、照英さんにとって泣くこととは?


照英:泣くのって本当に気持ちいいですよ。テレビカメラの前だって泣きたければ泣けばいいし。自分は人より変なタイミングで泣いちゃったりするから、みんなはそれを観て笑うんでしょうけど。

--以前、ロケ番組でコロッケを召し上がったタイミングで泣き始める姿を拝見したことがあります。


照英:自分もなんでここで泣いてるんだろうと後で思いましたけどね(笑)。けど、そのときは胸いっぱいになってしまって…。

--では最後に番組にかける思いをお願いします。

照英:番組を観てるみなさんに気持ちよく泣いて欲しいですね。「泣くことを我慢しなくていい」と思ってもらえることを番組のゴールにしたい。泣いて泣いて、泣いたときの気持ち良さを知って欲しい。とにかくすっきりする、それを伝えたいです。それとみなさんからの感動秘話を待ってます。けどそれだって、泣くかわからないし、泣くつもりもないですよ(笑)。

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照英を泣かそう#1 | AbemaTV
照英を泣かそう#1 | AbemaTV
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