4月12日放送の報道番組「AbemaPrime」に、ももいろクローバーZがゲスト出演。彼女たちは軽快なトークコーナーを楽しんだあと、スタジオ生ライブを披露した。
これはAbemaTV開局1周年企画の一環として、出演が実現したもので、同番組に彼女たちが出演するのはおよそ7ヶ月ぶり。5人は放送の直前まで、東京・EX THEATER ROPPONGIにて「AbemaTV 1st ANNIVERSARY LIVE」のワンマンライブを行っていたため、まずは移動車の中から中継で登場。車内の進行役はモノノフを公言する弘中綾香アナウンサー(テレビ朝日)が務めた。
道路沿いに面したスタジオ観覧スペースでたくさんのモノノフが今か今かと彼女たちの登場を待つ中、収録スタジオ前にメンバーを乗せた移動車が到着。歓声を浴びながら5人がスタジオの中に入ると、弘中アナと同じくモノノフを公言する番組キャスター・小松靖アナ(テレビ朝日)は今回の再共演に終始うれしそうな表情を浮かべていた。
トークコーナーでは、その日のライブ企画として実施された「メンバーのカラーチェンジ」について小松アナが言及。「違和感はありませんでしたか?」と質問を投げると、玉井詩織は「違和感はあるよね。やっぱり色で判断しちゃいます」とコメント。続けて佐々木彩夏が「色を見て名前を呼んじゃう。しかもよりによって今日はツインテールでみんな同じ髪型っていうミッションだったから戸惑った…」と苦労話を口にした。一方で、黄色の衣装を身にまとった高城れには「個人的に玉井さんの顔がタイプなので、黄色の衣装を着ることで玉井さんになりきれました。スタイルとかも憧れなので、自己満ですね」と意外な切り口で喜びを語り、玉井を驚かせていた。
そして、小松アナからこの日、ゲスト出演していた戦場カメラマン・渡部陽一氏がももクロのファンだという紹介が。これを受け渡部氏は独特の話し方で「お久しぶりです。みなさん、ますます輝いてます。眩しいです」と言葉を繰り出し、ももクロが思わず歓喜する場面も。そのあとで玉井が「渡部さん、わたしたちのトークライブイベントにも来てくださったんです」と渡部氏との思い出を明かすと、渡部氏は「世界はももクロを求めています。本当にそうなってます。いやードキドキしています」と噛みしめるように言葉を重ねた。
パフォーマンスの時間になると、小松アナからのリクエスト曲である「DNA狂詩曲」が披露された。時間がなかったためリハーサルなしのぶっつけ本番という状況にもかかわらず、5人はキレのある生ライブでスタジオ外に集まったモノノフを魅了。高いパフォーマンス力を間近で観ていたスタジオの出演者も、5人に対し惜しみない拍手を贈っていた。
生ライブを終え、玉井は「ノーリハだったので緊張したけど、楽しかったです」と語り、佐々木は「モノノフのみなさんが寒い中応援してくれてうれしかった」と集まったモノノフに感謝を述べる。さらに、有安杏果は「AbemaTVに生で出られることってそうそうないけど、今回たくさん歌が歌えて楽しかったです」とライブ中継された喜びもあわせて口にし、高城は「普段から緊張しいで、生放送だと緊張しかないんですけど、あまりにもいきなりすぎて、逆に楽しめました」とリハなしの状況がポジティブに働いた様子。そしてリーダーの百田夏菜子は「(スタジオのみなさんが)盛り上がってくれたのですごく楽しかったです! 外で観てくれてたファンのみなさんも盛り上がってくれたので楽しくできました」とこみ上げる思いを口にした。
5人がスタジオを後にすると、BuzzFeed Japanの伊藤大地氏が「トークコーナーでは”ふわーっ”とした今時の若い子たちなのかなと思ったけど、パフォーマンスの時間になると急にスイッチがはいってすごい。感動したのでぜひライブに行きたい」と心の動きを口に。そして小松アナからモノノフとしての感想を求められた渡部氏は「今回『DNA狂詩曲』のフォーメーションを後ろから観ることができました。一生に一度の体験だと思います」とファン目線の感想を吐露し、最後に「4月12日決して忘れません」と笑顔を見せた。