授業中に突然ご飯を食べたり、勝手に教室から出て行ったり、下駄箱の前で寝てしまったり……こんな行動をとる子どもは、発達障害かもしれない。SHELLYがMCを務める『Wの悲喜劇~日本一過激なオンナのニュース~』(第8回)では、発達障害児の子育てをテーマに当事者たちが赤裸々に語った。
(大学で発達心理学を学び、発達障害の子育てを支援しているmikiさん[仮名])
発達障害の子育てを応援する家庭教育のナビゲーターであり、自身も8歳の発達障害がある息子を育てているmikiさんは息子を特別学級か普通学級に通わせるかで悩んだ経験を告白。子どものIQは健常の域ではあったが、コミュニケーションがとれず、友達とうまく関われないことで「いじめにあうかもしれない」と危惧したという。
しかし、mikiさんは決断をして普通学級に入学。そのときの担任の先生が大当たりだった。「先生が小さいカレンダー表を作ってくれて、今日頑張ったいいことだけを書いてくれた。1時間ごとに何個も。息子もそれを見て自信をもってくれた」と当時を振り返り、喜びを語った。また、先生は個別の配慮を普通学級でやってくれたという。
mikiさんは視覚で分かることを教えてもらい、自分の子のためだけに申し訳ないと思っていたところ「先生が『自閉症の子に分かりやすいことは全員に分かりやすいんです。特別にやっているんじゃなくて、みんなのためになるからどんどん教えてください』って言ってくれた」と話した。
先生の教育の成果もあり「周りの子も一緒に過ごすうちにちょっと違うなって分かってくるけど『こう言うと動揺するけど優しくしたら大丈夫』だとか、コミュニケーションの仕方を先生が子どもたちに教えてくれた」と話し、周りの友達から理解を得られたという。
番組MCのSHELLYは「学校では次の学年に受け渡すだけじゃなくて、どうやったら社会で通用するコミュニケーションをとれるのか(教えるべき)。そのクラスにいる子たちも特別な経験をさせてもらっているのだから」と話し、日本の教育環境についてコメントした。
(C)AbemaTV
(ライター/小林リズム)
『Wの悲喜劇 ~日本一過激なオンナのニュース~』は毎週土曜23時45分から&毎週日曜17時から放送(17時は再放送)