2005年から2009年まで放送されていたネット検索をテーマとしたクイズ番組『爆笑問題の検索ちゃん』。クイズよりも解答の合間に挟まれるMCの爆笑問題・太田光と解答者たちのトークが面白いと話題になり、深夜帯にもかかわらず2桁の高視聴率を記録。突然の放送終了が決まった際には、ファンたちの嘆き悲しむ声が相次いだ。
そんな大人気番組が、5月5日にAbemaTVにて、2時間のスペシャル番組として復活する。収録を終えた直後の爆笑問題のお2人と、アシスタントMCを務める小池栄子さんにお話を聞いてきた。
小池栄子、共演者たちは「楽に甘えられるお兄ちゃん」
――今回、AbemaTVにて『爆笑問題の検索ちゃん』が復活するという話を聞いたときの感想を教えてください。
太田光(以下、太田):うれしかったよね。終わっちゃうのが残念な番組だったし。
田中裕二(以下、田中):本当にね。当時から「検索ちゃん見てますよ」「面白いですね」て言われることが圧倒的に多い番組で、すごい人気だったんですよ。終わると思っていなかったときに、急に終わっちゃったんでビックリしたくらいで。
小池栄子(以下、小池):私は、最近爆笑さんと絡むこともあまりなかったので、お2人に会えるっていう意味でも復活と聞いてうれしかったです。もし自分のポジションだけ違う人になってたら悲しいんで(笑)。
――久しぶりの収録を終えていかがですか?
太田:栄子ちゃんと二人で、「これ、どうやってたっけ」とか思い出しながら打ち合わせしてたんだけど、始まった瞬間に当時の感覚に戻ったよな。
小池:わたしも収録前は、当時の自分のテンションを出せるかなって不安な部分があったんですけど、オープニングで喋りだしたらすぐに当時に戻ったような感覚になりました。当時は、出演者のみなさんは、楽に甘えられるお兄ちゃんたちという気持ちでした。収録が始まってすぐに、なにをしても受け入れてもらえるとメンバーだって思い出して、自然に緊張感が解けていきました。
田中:長い期間やっていた番組だから、音とかタイミングを条件反射的に覚えていましたね。そろそろテープチェンジかなとか(笑)、そういうことを覚えていると同時に、卒業した学校に何年かぶりに行ったときの懐かしい気持ちもありました。
収録時間が業界一長い番組 太田光は「オンエアは見ない」
――「業界で一番長い収録」とも言われ、30分の番組に対しての収録時間が2時間にも及ぶことがあるという伝説も残した番組でしたが、当時はオンエアを見てどのような印象を持っていましたか?
太田:オンエア見ないもんな。オンエアを見ると、こんなにカットされてるのか!って立ち直れなくなるから。
田中:それはしょうがないじゃん!当たり前なんだよ。30分番組って知っててやってるんだから文句は言えないんだからね。2時間回すほうが悪いんだからさ。
小池:2時間の収録が3本撮りだから、3本目はみんなぐったりしてましたよね。私は、3本目はヒールだと疲れるから低い靴に代えるとか工夫をしていましたよ。
――今回は、2時間番組に対して2時間半ほどの収録でした。
小池:みんな年を重ねているので、これ以上は体力が持たないと思います(笑)。
――最後に今回の放送でネットニュースになりそうなシーンがあったら教えてください。
田中:ネットってなんでもニュースにしちゃうからね。
小池:品川さん(品川祐)と伊集院さん(伊集院光)のケンカ勃発とかじゃないですか?
太田:「うざい品川に対して伊集院ブチ切れ」みたいなタイトルでね。
――ぜひ、ネットニュースにさせていただきます。ありがとうございました!
インタビュー・テキスト 氏家裕子
写真:長谷英史
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