19日、AKB48グループを卒業する小嶋陽菜が、秋葉原のAKB48劇場で特別公演後を行った。
高橋みなみも駆けつけ、小嶋らしい、笑いに包まれた公演となったが、峯岸みなみが秋元康氏からの手紙を読み上げると、いつもはマイペースな小嶋が、一言目から感極まって涙を流した。
ところが峯岸が感想を聞くと「...本物?」と、いかにも小嶋らしいコメントで、再び会場を楽しい雰囲気に一変させた。
ラストは、高橋と峯岸が小嶋に寄り添い『夕陽を見ているか?』を歌唱。渡辺麻友や柏木由紀も惜別の涙を流した。
終演後の会見では、記者たちからは、「これまで何度も濁されてきた(笑)、卒業後の活動イメージを今日こそは教えて欲しい」との質問も。
小嶋は「全然、濁していないから(笑)。こうしたいという考えが無かっただけ」と話し、「いまやっているファッションの仕事は継続したい。長く続けたいと思っています。アイドルを同時にやっているのはどうかなと思っていたので、違う自分を見せたい。女性から共感されたいです」とコメントした。
同日、29歳の誕生日を迎え、この日を区切りにアイドル活動に終止符を打ち、グループに別れを告げた小嶋。
「20代もあと1年です。やり残したことは?」との質問には「あと1年、アイドルじゃない生活をしたい」。「明日からが楽しみです。肩書ですか?う~ん、タレントかな」と笑顔で答えた。
2005年12月8日のデビューから11年4ヶ月。この間、グループは大きく成長した。現役最年長・"最後の昭和生まれ"の大先輩として、残る後輩たちにメッセージを送った。
「AKB48にいると、色んなことに挑戦できるチャンスが巡ってくる。"やらない仕事"と自分で決めつけないで欲しいです。私も最後、覆面レスラーになってMステに出たときには"あれっ?"と思ったりしたけど、新しいことを体験すると貯金になる。積極的にどんどん挑戦して!」。
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