早稲田大学生・南谷真鈴さん(20)が、北極点と南極点、そして世界7大陸の最高峰のすべてを制覇する冒険家のグランドスラムを世界最年少で達成した。南谷さんは会見で「地球ってなんて美しいんだろうという感動と同時に、これでようやくベッドで寝る時リラックスできる」と笑顔で語った。おととし1月に挑戦を始めた南谷さんは昨年5月、エベレストの登頂に成功、そして今月北極点に到達した。南谷さんは「とても寒かったんです。まつげが凍りつくほどで」と冒険を振り返った。さらに、次なる目標について「次は海。世界一周の海のチャレンジをしようと思う」と話した。
この快挙にネットでは「恵まれた環境だからできた」などの批判も一時上がったが、南谷さんはスポンサー交渉から獲得まですべて自分の力で成し遂げている。旅費や滞在費、ガイド料や入山料など、相当額の資金が必要であるが、南谷さんは父親から「応援はするけれど、一切の資金援助はしない」と宣言されており、高校に通いながら、何社もの企業にスポンサー交渉していた。
登山雑誌「ワンダーフォーゲル」編集長の吉野徳生氏は「彼女があの歳、あの期間で達成できたのはすごいこと。彼女がスポンサー獲得できたのは行動力・度胸・人間力があったから。スポンサー獲得のために企画書をいくつも作り、持って行っていた」と高く評価した。
(AbemaTV/原宿アベニューより)
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