会社でのセクハラ・パワハラが問題になっている。相手の意向に反し、性的な言動や行動を繰り返す。愛人になれと迫る。下ネタを大声でしゃべるなど、優位な立場を利用した悪質な行為が後を絶たない。SHELLYがMCを務める『Wの悲喜劇~日本一過激なオンナのニュース~』の第9回では、マスコミ業界に務める女性たちがセクハラやパワハラの現状について赤裸々に語った。
弁護士の山崎新さんは、会社で受けるセクハラは繰り返し強姦の被害を受けるケースがあると指摘。「(セクハラをする)行為者からしてみれば、嫌なら2度目は応じないだろう、何度も応じるのは嫌ではないからだと思いがち」としたうえで、被害者の心理はそうでないと説明。「被害者は強姦されたと思うくらいなら愛人だと思ったほうが気が楽なんです」と話し、強姦だと思いたくないがために、被害者側から加害者側に会いにいってしまうといったケースがみられるとコメントした。
これを受け、放送作家のたむらようこさんは「(セクハラ被害者は)断れなかった自分が悪い、自分に責任があるのかもしれないって思ってしまう」と説明した。山崎さんによると、セクハラの被害が深刻になるほど女性はうつ病やPTSDなどの精神的な障害まで発症していることがあると話し、「被害者が悪いとは毛頭思わないが、軽い段階で相談しにきてほしかったと思うことはよくある」と語った。
MCを務めるSHELLYは「(セクハラをダメだと)言ったほうが煙たがられる。面倒くさい人ってなる空気が問題」とセクハラを当たり前のものとしようとする風潮を問題に挙げた。
軽く頭や肩を触るスキンシップや、執拗に相手を見る熱視線、軽い気持ちでかわす性的冗談、女性に強制的に隣に座らせる座席指定もセクハラに該当する。また、大声で怒鳴ったり、みんなの前で人格を否定するような叱責、休日に仕事の電話することなどはパワハラに該当。無意識にやっている行為がセクハラやパワハラに該当するケースも多い。
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(ライター/小林リズム)