今、10代~20代の若者の性問題が注目を集めている。高い妊娠中絶率や、広まる性感染症。ネットの誤った情報をうのみにし、性交渉を行っている人も多い。SHELLYがMCを務める『Wの悲喜劇~日本一過激なオンナのニュース~』の第11回では、女子大生の性教育をテーマに当事者たちが赤裸々に語った。

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 高校の保健体育の教科書によってはコンドームの写真は掲載されているものの、使い方は載っていないこともある。「コンドームは装着のタイミングや使用後の処理を間違えると避妊効果が期待出来ません」と記載があるだけで、どのように着けたらいいのか、タイミングとしていつ着けるべきなのかについては触れていないケースも多い。

 これを受け、番組に出演した産婦人科医の丸田佳奈さんは「性教育ではなく生物になっている。普段の生活に根付いたものではないので、これで教えるのは難しいですね。ただ知識を入れただけなんです」と指摘した。現役女子大生の真田理香さん(仮名)も「性教育の授業は先生が教科書を読むだけだった。病気の名前は知っているけど、どんな病気か全然わからない」とコメント。1年前までは女子大生で、番組に出演した親川友里さんも「テストのために覚える言葉としての認識で、リアルさがなかった」と同意した。

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 また、東京大学大学院に在学中の芸人、たかまつななは「どうしたら妊娠するのかをきちんと知ったのはお笑い芸人になってからでした」と告白。「キリスト教の学校だったので毎回イエスがどうやって身ごもったのかを教わった。だから、最近までお告げによって身ごもると思っていた」と話し、SHELLYから「待てど暮らせど(できない)だね」と突っ込まれる一幕もあった。たかまつは「射精も卵巣も知っているけど、セックスを知らない。どうやって精子と卵子が出会うのか……。『お告げだ!』みたいな」と当時を振り返った。

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 これを受け、弁護士ドットコムの副編集長の山口紗貴子さんもカトリックの女子高に通っていたとコメント。「処女のマリア様がお告げによって身ごもるからセックスは教わらない。カトリックだったので中絶がいかに悪いことなのかをすごく言われた。避妊も教わらなかった」と話し、学校教育では性の知識について学ぶ機会がなかなか得られなかったと話した。

 一方で、産婦人科医の丸田さんは「学校教育では限界がある」と指摘。その理由について「人によって発達具合が違う。同じクラスでも性交経験のある人もいれば、セックス自体を知らない人もいる。知識を与えたときに役に立つ人もいれば、かなりのショックを受ける人もいる。トラウマになると意味がないので、子どもの発達を見ながら教えられる親からの教育が大事なのでは」と話した。

(C)AbemaTV

(ライター/小林リズム)


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