(『Wの悲喜劇~日本一過激なオンナのニュース~』番組MCのSHELLY)
高い妊娠中絶率に、広まる性感染症……。今、若者の性問題が注目を集めている。正しい性教育が行われていないことや、ネットの誤った情報をうのみにして性交渉を行っていることが原因だ。AbemaTV(アベマTV)でSHELLYがMCを務める『Wの悲喜劇~日本一過激なオンナのニュース~』では、女子大生の性教育をテーマに当事者たちが赤裸々に語った。
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1カ月前まで女子大生だった親川友里さんは「ピルは風俗の人が使うものっていう認識があった」と間違った情報をうのみにしていたことを告白。また、現役女子大生の真田理香さん(仮名)も「ピルを飲むと妊娠できなくなるのかと思っていた」とコメントした。
これを受け、MCのSHELLYは自身が18歳のときからピルを飲んでいると話し「ピルには生理不順や生理痛を軽減する効果がある」と説明。また、産婦人科医の丸田佳奈さんは「ピルを飲んでいる期間に排卵を抑えておけば、妊娠しようと思ったときにリバウンド効果で妊娠しやすくなるという先生もいる。ピルを飲むことが絶対に避妊につながるということはない」と話した。
また、親川さんは「男性の性について触れたときに”テクノブレイク”という言葉をはじめて知った」とコメント。助産師の桜井裕子さんによると、テクノブレイクはマスターベーションをやりすぎると死んでしまうというデマだ。これを信じている男子中高生が多く、SNSでも誤った情報が出回っているという。また桜井さんは「やりすぎると背が伸びなくなる、頭が悪くなるというのも都市伝説だ」と指摘した。
一方で桜井さんは「AV用語も増えています。以前、中学1年生の男の子に潮吹きは本当にできるのかを聞かれたことがあります」と衝撃の告白。産婦人科医の丸田佳奈さんは「分からないと言われているが、潮吹きは身体の構造上はおしっこです。膣の中に手をいれて前に押すと膀胱が後ろから押され、入口からおしっこが飛び出てしまう。AVでよくありますが、当たり前の性行為ではなく演出です」と説明した。
桜井さんは中学1年生の男子児童に問われた際に「それは演出だよって話したらショックを受けていました。AVは盗撮だと思っている人もいるし、女優を演技だと思っていない子も多いんです」と話した。このように、AVを性教育の教科書として誤った知識を得ている子どもも多い。
恋愛経験がゼロだという芸人・たかまつななは「男性から『AVを観て勉強しろ』と言われたことがある」という。これに番組MCのSHELLYは「(セックスは)すごく好きになった人とコミュニケーションをとって愛を確かめ合いたくて起こるもの。テクニックや潮を吹かせるというためのものではない。愛し合っている人同士の確認だから、教科書なんてあるわけがない」と話した。
(C)AbemaTV
(ライター/小林リズム)
『Wの悲喜劇 ~日本一過激なオンナのニュース~』は毎週土曜23時45分から&毎週日曜17時から放送(17時は再放送)