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 今、10代~20代の若者の性問題が注目を集めている。高い妊娠中絶率や、広まる性感染症。正しい性教育が行われていないため、ネットの誤った情報をうのみにし、性交渉を行っていることが一因ではないかと考えられている。SHELLYがMCを務める『Wの悲喜劇~日本一過激なオンナのニュース~』では、女子大生の性教育をテーマに当事者たちが赤裸々に語った。

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 NPO法人ピルコン代表の染矢明日香さんは、大学3年生のときに妊娠し、中絶をした経験から団体を設立。「性に関する知識が受身で、付き合っている相手がそうするからそうする。ネットで調べると生理直前や生理中なら大丈夫って書いてあったので、私はそれを信じてしまった。『生理中なら避妊しなくても大丈夫なんだ』って思って妊娠した」と話し、性教育を教える学生団体を作ったきっかけを語った。

 これを受け、産婦人科医の丸田佳奈さんは「(中絶になると)手術になるので精神的にも身体的にもきつい。なかには妊娠に気付かずに救急車で運ばれてきて今からお産です、っていうケースもある」と話した。中絶を占める割合は、10代はもっとも高く57.8%。およそ6割の若者が間違った知識で性行為を行い、妊娠、中絶をしている。染矢さんは自らも保健体育の授業で学んできたものの「まさか自分が……っていうのがあって。若くして妊娠するって他人事だった」と話した。

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 一方で、助産師の桜井裕子さんは、看護学生のときに妊娠し、1年間の休学を経て出産するという選択をした。「看護学生だからそれなりの知識はあったはずだけど、授業で覚えて得る知識は自分のことではなくて他人事だった」と当時を振り返り、「自分のこととして考える力が足りなかった」と語った。

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 また、産婦人科医の丸田さんはコンドームをつけることだけではなく、つけるタイミングを知っておくことも大切だという。「射精をすることだけを目的にゴムをつける人もいる。少しだけ入れて、そのあとにコンドームをつけても遅い。射精をする前から精液は出ている」と話した。

 この一連の流れを受けて、恋愛経験がないという東京大学大学院に在学中の芸人、たかまつななは「男性が(コンドームをつけるタイミングを)決めるんじゃないですか?」と質問。番組MCのSHELLYは「セックスするかどうかも、コンドームをつけるかどうかも全部2人で決めるんだよ」と話し、これにはたかまつも「勉強になります」とコメントした。

(C)AbemaTV

(ライター/小林リズム)

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