(画像はYouTubeよりスクリーンショット)
東北6県と東北観光推進機構が制作したPR動画が、YouTubeで再生回数900万回を超えるなど話題になっている。
2016年12月に公開した、第一弾となる「東北の秋」の再生回数は約907万回(5月11日19時時点)、2017年2月に公開した第二弾の「東北の冬」の再生回数は約868万回(同)と、行政や自治体が制作する地域PR動画としては日本一の再生回数となっている(東北観光推進機構調べ)。
近年、日本各地の自治体や行政が、知名度アップや観光客誘致のため、こぞってPR動画を制作し公開しているが、意外性やツッコミどころ満載の面白ネタ動画も多い。有名なところは、滋賀県の「石田三成CM」や、西諸弁がフランス語に聞こえる宮崎県小林市の移住促進PRムービー「ンダモシタン小林」だろう。
(画像はYouTubeよりスクリーンショット)
一方、この「東北の秋」「東北の冬」は、ストレートに東北の姿を撮影したもの。6Kシネマカメラや4Kドローンなどの最先端機材を用い、高画質・高音質の映像で、東北の四季折々の自然や伝統工芸の美しさを描き出すことに注力している。ドローンによる滑らかなカメラワークで、東北のありのままの姿を紹介している。
また、東北観光推進機構によると、再生数のうち97%は海外からの視聴だという。YouTubeのコメント欄には、「飛ばさずに最後まで見た広告は初めてだ(The only advertisement on Youtube that I haven't skipped - ever.)」「今すぐ日本に行きたい!(i want to buy air ticket now and fly to Japan!!!)」など、東北の美しさに感動する声や、東北訪問に意欲を見せるコメントが見られる。
担当者によると、今後は夏編の制作も予定しており、引き続き動画を通じたPRを続けていくそうだ。