『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス』のジェームズ・ガン監督にインタビューする機会に恵まれました。すごく個性的なアーティストかな?とも思っていたのですが、すごく楽しい雰囲気のフィルムメーカー(&すごくイケメン!)でした。

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すぴ:早速なんですが、僕は監督の「スーパー!」という映画(ヒーローをテーマにした、ちょっと切ないコメディ)好きなんですが、あの作品は「アベンジャーズ」の公開前ですよね。比較的低予算の「スーパー!」の次にマーベル・シネマティック・ユニバースの監督に起用されるって、監督もビックリだったのでは?

ガン:ええ、自分でもビックリでした(笑)。ただもともとマーベルもマーベルの映画も好きだし、それを公言していたんです。あと実はケヴィン・ファイギ(マーベル・スタジオの社長で一連のマーベル・シネマティック・ユニバース映画のプロデューサー)とはずっと友達だったんです。なので彼がマーベル・シネマティック・ユニバースを立ち上げる時から、色々相談にはのっていて。彼はいつか自分にその中の1つを任せてみようと思っていたみたいですが。

すぴ:ケヴィンさんの目に狂いはなかったですね。本当にガン監督は素晴らしい物語をマーベル・シネマティック・ユニバースに持ち込んでくれたと思います。

物語についてなんですが、ガン監督の「スリザー」「スーパー!」そして「ガーディアンズ…」とも“家族とは?”がテーマになっていると思います。“家族”というのは監督にとって重要な要素なのですか?

ガン:人間関係のつながり、人と人との関係というのは、とても複雑で、でも素晴らしいもので、だからそれを描くということに興味があるんです。で“家族”というのが、実はこうした人間関係の良さや大変さを、一番凝縮している単位だと思います。

すぴ:なるほど。今回もキャラ同士の関係が素敵に描かれていますね。

ガン:今度の映画の中で、ヨンドゥ、ロケット、ネビュラは似た者同士なんです。皆、人に親切にされたことがない。疎外感の中で傷つき生きてきたアウトサイダーです。僕は、そこにすごく共感するんです。だから彼らの視点で“家族とは?仲間とは?”を描いています。

すぴ:新キャラのマンティスに僕は心を奪われました。かわいいですね。

ガン:脚本を書いていて自分でも笑いながら書いていたのが、彼女のパートです。ドラッグスとの掛け合いは、最高でしょう?(笑)

すぴ:最高です!監督は次のアベンジャーズ映画「アベンジャーズ:インフィニティ・ウォー」にプロデューサーとして参画されますよね。「ガーディアンズ…」のファンは喜んでいると思います。というのもアベンジャーズに自分たちの大好きなガーディアンズ・・が取り込まれてしまうんではないかと、でもガン監督が後ろ盾でついてきてくれるなら安心です(笑)

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ガン:ありがとう。言うとおり、次はアベンジャーズが主役の映画だし(笑)、マーベル・シネマティック・ユニバースの総力をあげて挑む壮大な映画です。ただ僕は、その中でガーディアンズらしさを失うことなく、彼らとアベンジャーズのおりあいをつけ、そして新しい風を吹き込もうと思います。

すぴ:すごく楽しみです!ガン監督は個性的な映画も作り、そしてこんなに素晴らしい超大作を作り上げた、映画監督を目指す若者にとって憧れの存在だと思います。映画監督を目指す彼らにメッセージをいただけますか?

ガン:とにかく外に出て撮って撮りまくることです。場数を踏めば上達します。昔よりデジタルで撮るのも編集するのも楽になったんだから、トライすべきです。時に退屈でめげることもあるでしょう。でも続けること、撮り続けることが大事なんです。頑張ってください!

 映画とおなじぐらい、楽しい時間のインタビューとなりました。実はマンティスのくだりは、本当は「マンティス、ガモーラ、ネビュラと素敵な女性が出てきますが監督の好みは?」という質問を考えていたのですが、監督のガールフレンド(すごくかわいい!)が同席していたので、少しニュアンス変えて聞いたのです(笑)

 今回、映画をご覧になる前にこの記事を読まれる方も多いと思うので、映画の内容については書いていないのですが、映画をご覧になった後、このインタビューをまた読んでいただくとガン監督の想いがより分かっていただけるかと思います。

 『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス』は本当にチャーミングな宇宙活劇です。!ぜひ、ジェームズ・ガン監督の奏でる、素敵な銀河を楽しんでください!

文・杉山すぴ豊

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