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 5月12日の東京の最高気温は、28.3℃と今年一番の暑さになった。これで夏到来かとおもいきや一転、5月13日は激しい雨が降り、最高気温は12日と比べて10℃近く低い、20.1℃となった。

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 鹿児島県・中甑では、12日に観測史上初となる1時間に107.5mmの雨を記録し、13日も九州地方では、非常に激しい雨が降り続いていた。

 北海道・釧路町では、季節外れに流れ着いた流氷の影響で、昆布の漁に深刻な被害が出た。沿岸のおよそ40kmに点在する昆布の7割が被害に遭っていたことがわかった。

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 このように、日本列島を襲う異常気象。

 そして、意外なところにも異常が起きた。

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 気象庁の降水レーダーに突如現れた、大雨を示す真っ赤な円。気象庁によると謎の円の正体は、レーダーの不具合だという。1時間に80mm以上の豪雨が円状に降ったとの表示だったが、そのような事実はないとのことだ。

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 こうした異常な天候が目立つ中、ある論争が話題になっている。

 それは、「クールビズ『28℃』論争」だ。

 2005年、小池百合子環境大臣(当時)が、旗振り役となってクールビズが始まった。

そのときから、環境省は地球温暖化対策のため、冷房時の室温設定「28℃」を推奨している。

 この温度設定について5月11日、盛山正仁法務副大臣は、「科学的知見で決めたのではなく、なんとなくスタートした」と指摘した。

 環境省の推奨する28℃は、あくまで目安だというが「なんとなく」でいいのか。

 そこで、「28℃は適温か?」という議論が盛り上がりを見せている。

 男性からは、「28℃は暑いなと思う」、「隣の席に体格の良い人がいて、その人はめちゃくちゃ暑そう」などの意見が出たが、女性は「私は適温。結構寒がりなので28℃でちょうどいい。28℃より下に設定されているとひざ掛けや羽織ものがないと寒い」と、やはり男性と女性では温度差があるようだ。

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 クールビズを始めた小池都知事も、「そのときの“燃え方”による。基本的にとても寒がり」としている。

 なんとなく発言から発展した「クールビズ『28℃』論争」。山本公一環境大臣は、28℃には根拠があるとして「なんとなく」の指摘に真っ向から反論している。

 しかし、社会は冷房に頼りきっているわけではない。

 1979年に発祥し、歴代総理大臣も愛用していたクールビズの元祖「省エネルック」や、沖縄県の官公庁でも定着している「かりゆしウェア」など、昔から、社会は暑さに対応しようと取り組んでいる。

 これから暑さが本格化する中で、議論の行方はどうなるのか。注目が集まる。(AbemaTV/『AbemaWaveサタデーナイト』より)

(C)AbemaTV

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