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 みなさん、ご存じのピコ太郎。『PPAP』がYouTubeで再生回数1億超え。全米ビルボードトップ100に入り、世界一短い曲ギネス記録に登録されるなど、社会現象を巻き起こす大ヒットとなった。

 そんなピコ太郎が3月6日に武道館ライブを開催、およそ7000人の観客を動員した。武道館といえば、1966年にザ・ビートルズが公演を行って以来、ミュージシャンの聖地とされている場所だ。茨城から来た6人家族は「子供が大好きで、今しかないと思って来た」と語る。また、神戸からレンタカーで駆け付けた中年男性も「この眼におさめておきたい」と話す。

 有名アーティストの武道館チケットの値段は、2017年4月25日のポールマッカトニーSS席で10万円、2015年8月17日のサザンオールスターズで9000円とさまざまだ。

 そして、今回のピコ太郎ライブは5940円だった。この価格は高いのか安いのか、適正価格はいくらなのだろうか。

 統計学者の鳥越規央氏は「武道館を借りるのに、土日で1日480万円かかる。480万円で7000人、1人4000円くらい。経費をのせて5940円は武道館としてはお得な価格」と話す。

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 では、ファンが考える適正価格はいくらなのか。ライブ直後に武道館前で出口調査を行った。

 ライブの価値を「10059円」と評価したのは若い女性2人連れ。「めっちゃ楽しかった。くりぃむしちゅーの2人とも来ていた。爆笑問題も出てた。音楽ライブ+お笑いライブみたいで一つで2度おいしい」と話してくれた。

 そのほかにも、

「6000円くらいかな」

「子供達が楽しんでたので価値はあった」

「全体的にいうと面白かった。曲が短くて誰にでもわかる。妥当な値段だと思う」

「いいんじゃないですか妥当な値段で」

 と、適性価格だと考える声が多くあがった。一方で、

「4~5千円くらい」

「今回1万円超えてもいい。ゲストが豪華。ピコ太郎だけだと4000円」

「1万2000円くらい」

「5万円。ディナーショーと同じくらい価値があった」

 と、驚きの値段設定をする人や、

「ももクロが出ていたので安い」

「6000円は(ももクロの)有安果に会えただけで価値がある」

 と、ゲストが目当てだったという人もいた。

 出口調査の結果は、適正価格平均は「5940円」。ゲストたくさんで「7853円」、ピコ太郎単体では「3721円」だった。

AbemaTV/勝手に出口調査より)

(C)AbemaTV

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