■宮内庁長官「お二人で記者会見すると思われる」
16日、秋篠宮さまご夫妻の長女・眞子さまが、大学時代の同級生の男性とご婚約されることがわかった。
お相手は横浜市在住の小室圭さん（25）で、眞子さまとはICU（国際基督教大学）時代の同級生だという。平成26年に大学卒業後、三菱東京UFJ銀行勤務を経て、現在は奥野総合法律事務所・外国法共同事業に勤務。その傍ら一橋大大学院の国際企業戦略研究科で企業法務について学んでいるという。趣味はバイオリン、スキー、料理とのことだ。
宮内庁の山本信一郎長官は同日夜に記者団の取材に応じ、「秋篠宮ご夫妻はご報告を受け交際を了承されている。ご婚約についての発表の日程は未定だったが、宮内庁としては正式に発表しようと準備をしていたところだった。内定については、お二人で会見すると思われるが、当然お二人のお気持ちが大事。ご結婚がいつ頃になるかは控えたい。正式に決まれば、心から喜びたい」とコメントした。
■近所の人の声「爽やかで、かっこいいねって」
「ご婚約へ」との報道を受け、街を行く人たちからは驚きの声が上がった。新橋の若い女性グループは「純愛！５年も！うらやましい！素敵！」と笑顔で話していた。
小室さんと同じマンションに住み、バイト先も一緒だったという女性は「マンション内では"圭くん"と呼ばれていました。爽やかでかっこいいねって、よく言われていました」。
また、三鷹市のICUキャンパスに近い居酒屋「達磨」の店主は、「（眞子さまは）一度お越しになりました。学生さんたちの中に溶け込んでいましたよ。ランチだったので、海鮮丼をお召し上がりになりました」とコメント、今回の報道を喜んでいた。
■元"海の王子"「選考基準は健康的で海が似合う、元気な方」
今回の報道に関連してインターネット上では、お二人が出会われるきっかけになったと報じられている留学前の「意見交換会」という言葉が検索ランキングで急上昇。また、話題を呼んでいるのが、小室さんが以前つとめていた観光大使「海の王子」だ。夕方以降、アクセス過多により、公式サイトはダウンしている。
2013年の「海の王子」に選ばれ、活動していた菊地真弘さんは「藤沢市の観光PR大使で、『湘南江の島 海の王子』という愛称です。任期は１年で、市の魅力をアピールする活動を行っています。（ご婚約について）報道で知ったんですが、本当に驚いています。」と話す。
そんな「海の王子」の選考基準について菊地さんは「健康的で海が似合う、元気な方が選ばれる方が選ばれる傾向にあります」と話し、小室さんについても「第一印象から素敵な方で、キラキラしていました。観光大使は笑顔で接するお仕事なので、疲れを見せてはいけないのですが、そういうことについてアドバイスを頂きました」と振り返った。
■『女性自身』の皇室担当記者「時の経つのは早いなという感じがいたします」
皇室担当記者として長年取材を続けている『女性自身』の近重幸哉氏は「本当に驚きました。眞子さまがお生まれになった時、天皇陛下の初孫ということで、大きな注目を集めましたね。私も軽井沢のテニスコートで紀子さまがお抱きになっているご様子を拝見した時からずっと取材を続けてきて、今そのことを考えますと、ご結婚なさるのかと聞いて、時の経つのは早いなという感じがいたします」と感慨深げに振り返る。
お二人と同じICUの卒業生であるテレビ朝日の小松靖アナウンサーは、"一般論"とした上で、同大の地理的状況、合宿やクラス分けなどの学校行事を通じて、学内カップルが多い傾向にあると話す。
近重氏も「ご両親である秋篠宮殿下と紀子さまの出会いが大学の中だったということで、お二人のご成婚当時、「キャンパスの恋」という言葉がマスコミでさかんに使われました。今回も同じパターンになりますね。眞子さまはスキーがお好きということで小室さんと同じですし、国際感覚をお持ちの方ということからもマッチしているのでは」とした。
また、報道にあたって、小室さんのプライベートが報じられたりすることについては「お気の毒だなとは思いますが、注目を集めるということで、ご自身たちを律していく生活にはなると思います。皇族の親戚の集まりもありますし、立場上も天皇陛下のお孫さまのご主人ということで、そのような扱いをいろいろなところで受けることになると思いますので、ご自身に覚悟がないとご結婚にはならないと思います。お付き合いをされる際にも、最初にそういうことを考えたのではないでしょうか」（近重氏）。
■皇室典範改正議論のきっかけになる？
今後想定されるスケジュールとしては、ご結婚内定のご報告を両陛下になさったあと、一般の結納にあたる「納采の儀」、結婚式の日取りが決められ、公にされる「告期の儀」そして両陛下にご結婚を正式に伝え、お別れのごあいさつをする「朝見の儀」という流れになるという。
皇室を離れる際には、皇室経済会議によって決められた額の一時金が国から贈られる。近重氏によると「元皇族であるということの品位を保つために使われるということで、基本的にはあまりお使いにならず、新しい旦那様と、ご自身もお仕事をされるのであればその収入とで生活をされることになり、スーパーにもお買い物に行かれます。最初は警備も付きますが、徐々に一般の方に近い生活になっていかれるはずです」。
また、ご結婚されるにあたっては、皇室典範の規定により眞子さまは皇室を離脱。皇統譜から除籍されるとともに戸籍に記載され、一般の国民と同じ立場になられることになる。
「ご結婚なさってもおかしくない年齢ではありましたが、昨今の平均年齢からすると、少しお若いのかな、とも思います。成年皇族になられて５年、学業とご公務を両立していかれる段階で、国際親善のお出かけも増え、これから皇族としてのご活躍が大変期待されていたところだったので、私個人の意見としましては、皇籍を離れられるのは少し早いかな、残念かなという思いもあります」（近重氏）。
眞子さまのこれからについても「研究者としての道が開かれるのではないかと思っています。皇室には多くの宝物があるので、眞子さまがそうした展示に関わられる可能性もあるかもしれません」とした上で、皇太子殿下の妹にあたる黒田清子さんが王国の方々が来日されると宮中晩餐会に参加されたり、伊勢神宮遷宮の際に臨時の祭主にあたる斎宮を務めたりされるなど「近年"準皇族"とも言うべき立場重要な役割を果たされている」と指摘。
「天皇陛下のご退位の国会審議が終わった後は、やはり女性宮家についてもどうするか話し合わなければいけないのではないかという思いを強くしました。これまでも皇室典範の改正を急いだ方がいいという識者の声もありましたので、今回の報道を機に、議論が深まればいい」と話した。（AbemaTV／『AbemaPrime』より）
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