17日、『呪怨』シリーズをはじめ数々のヒット作を生み出した清水崇監督の最新作『こどもつかい』のスペシャルイベントが開催された。同作は、“こどもつかい”という謎の男が、７人のこどもの霊を操り、こどもに怨まれたオトナの命を次々に奪っていくという、ホラーエンターテインメント。滝沢秀明が映画初主演を務め、有岡大貴、門脇麦などが共演する。
門脇麦、ホラーは苦手「清水監督の作品でみたのは『魔女の宅急便』のみ」
映画の公開に先駆け、キャスト、スタッフが登壇したイベントでは、滝沢秀明×清水崇監督が仕掛ける極上のホラーエンターテインメントを、観客にもいち早く味わっていただくため、劇場を利用したサプライズを実施。MCが登壇して間も無く、舞台のスクリーン画面にノイズがはしり、顔に白塗りをしたこどもが登壇！客席からは悲鳴が上がり、会場はお化け屋敷と化した。
このオープニング演出について、滝沢は「いろんな意味のきゃーがすごく嬉しかったです。大変だな…と（笑）でも、ホラー映画なので、嬉しいです。」とコメント。同作では、こどもの霊を操り、悪いオトナの命を奪う謎の男“こどもつかい”を演じているが、「初めての映画の主演で、ホラー映画ということも初めて。自分の中で初めてづくしで、挑戦できた作品です。」と挨拶した。
続いて、地方新聞の新人記者役で、次々と起こる不審死事件の謎を追ううちに“こどもの呪い”の核心に迫っていく江崎駿也を演じた有岡大貴。「有岡です。」と挨拶をした途端、会場に歓声が上がり「名前を言っただけですよ！」とツッコミを入れる滝沢。テレデレの表情で「みなさんの悲鳴を聞いて気持ちよかったです。」と述べ「小学生の時、『呪怨』をみて、こんな怖い映画を作る人は誰だろう…！と、清水監督の名前を覚えていました。その清水監督の作品に出演することになって、感慨深いです。みる前とみる後の印象が違う作品なので、ぜひ、（ホラーが怖い方でも）勇気をもって友達を誘ってみにきてください」と同作への意気込みを語った。
そして、駿也の恋人で、ふとしたことからこどもに怨まれ、こどもつかいと、こどもの霊に翻弄される原田尚美を演じられた門脇麦は「ホラー映画は苦手だったので、清水監督の作品でみた作品は『魔女の宅急便』のみでした。」とホラー映画に出演した率直な気持ちを述べ「本作は、（ホラー映画だが）ファンタジーもあり、物語も面白いし、最後はちょっぴり切ない部分もある。怖い時は、こういうふうに（目を細めに）してみてください」と、ホラー映画が苦手な方にもおすすめした。
最後に、清水崇監督は「こんなに女性が多いイベントは久しぶり。滝沢さんと同様、私も初めてづくしのことが多く、ジャニーズさんとの作品も初めてで…やっと、初のお披露目を迎えて嬉しいです」と緊張気味に挨拶した。
有岡大貴は人見知り？ 滝沢秀明「現場でひとこともしゃべらなかった（笑）」
次に、本作との出会いについて滝沢は「映画初主演で、最初オファーがあった時、ホラー？！と驚きました。（笑）非常にびっくりでしたね。でも、清水監督とご一緒であれば！とやる気が一段と上がりました。ホラーをみるのは好きですが、今回は驚かせる側だったので、みなさんの反応も楽しみです」と熱い意気込みを語った。同作では、初めての特殊メイクをして役作りに励んでいたことに対し「時にはキメ台詞を入れたりしましたが、ビジュアルなど、基本監督に身を任せました」と監督との信頼関係を覗かせる場面も。
現場でのコミュニケーションについて「現場で滝沢くんと仲良くなるんじゃないか、期待していましたが、現場に行くとこどもつかいがいて、不気味で近寄れなかったです」と述べたとたん、「ただの人見知りじゃないか！今、言い訳中です、現場でひとこともしゃべらなかったです（笑）」と滝沢はツッコミ。「オーラがあったので、怖かったです」と語る有岡に、滝沢は「僕はずっとまっていたんだ」と答え、さらに門脇から「私も（最初は）話しかけづらかったです。でも、人見知りですよね…？」と声をあげると、「人見知りかも…と、今、現在、自覚しつつあります」とコメント。そこに清水監督が「クランクイン当初、人見知りで話せないから、恋人役なのにどうしよう…って、麦さんがずっと質問詰めにしてたもんね？」と裏話を披露すると、門脇も「まるで、インタビューやるように、好きな食べ物はなんですか？みたいな（笑）でも、一言で終わるんです。会話が（笑）」と振り返った。
「最初、滝沢さんで、映画初主演の作品が僕のホラー映画でいいんですか？という驚きを感じていました」と述べた清水監督は、「どんなキャラクターに仕上げるか、いろいろ悩みはありましたが、滝沢さんが監督に身を任せます、と言ってくれたので、すごくありがたかったです」と滝沢との出会いを述べ、「若さを生かせる新人記者の駿也、内面に何かを抱えている尚美、そして、何者かわからないが、存在感のあるこどもつかい、この３人のキャラクターと最後には少し切なさもあるホラー映画をぜひ楽しんでほしい」と本作への意気込み、魅力を語った。
ストーリー
新人記者の駿也は、郊外で起こった連続不審死事件を追ううちに奇妙な偶然に辿りつく。小さなこどもが失踪した3日後に、その周りの大人が死んでいるのだ。死んだ大 人たちはこどもに怨まれていたという。街の人々の間に広がる、“こどもの呪い”の噂。これは、事件なのか?呪いなのか?そして、駿也の恋人・尚美がふとしたことでこどもに怨 まれ、“こどもの呪い”が現実に迫りくる。尚美を守るため呪いの核心に近づこうとする駿也だが、2人の前に現れたのは、謎の男“こどもつかい”。男の笛の音と共に、物影か ら、廊下の奥から、そして背後から、次々に“こどもの霊”が現れ、襲い掛かる…！“こどもつかい”とは何者なのか?果たして2人は、この“呪い” と“怨み”から逃れることが できるのか―。
（c）2017「こどもつかい」製作委員会
