アメリカのトランプ大統領が当時のFBI(米連邦捜査局)長官に元側近の捜査をやめるよう求めていたという報道を受け、議会からは弾劾(だんがい)を求める声が出る一方、トランプ大統領は報道への不満をあらわにした。
トランプ大統領は「歴史上、メディアによって、これ以上悪く不公平に扱われた政治家はいない」と、訪問先のコネティカット州で5月17日、メディア批判を展開した。
民主党からはトランプ大統領の弾劾を求める声が上がり、また、司法省は去年のアメリカ大統領選挙へのロシアの影響を捜査する特別検察官に元FBI長官のロバート・ミュラー氏を任命したと発表した。任命した司法副長官は「独立性を持った人物に権限を移す必要がある」と本気で捜査に取り組むという声明を発表した。
厳しい立場となったトランプ大統領だが、「徹底した捜査はトランプ陣営と外国機関の共謀がなかったことを明らかにする。結論が出るのが楽しみだ」と強気の声明を発表した。(AbemaTV/『原宿アベニュー』より)
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