普通の生活を送っていたのに、気がつけば貧困と呼ばれる状態に陥っている女性が増えている。心の隙間を埋めるために物を買いまくる“買い物依存症”。夫から充分な生活費がもらえず借りてしまう妻。多額な返済に苦しむ奨学金問題など、借金をする理由はさまざまだ。SHELLYがMCを務める『Wの悲喜劇~日本一過激なオンナのニュース~』の第14回では、借金地獄女子をテーマに当事者が赤裸々に語った。
ファイナンシャルカウンセラーの西村さんによると、買い物依存症の人は自分では気づかない傾向が高いという。スタジオでは、次の10個の項目からなる「買い物依存症チェックシート」が配られた。
- 買い物すると気分がすっきりして、嫌なことを忘れられる
- 商品のすべての種類・タイプをそろえたい欲求にかられる
- お店の人にチヤホヤされると、特別扱いされているようでいい気分になって買ってしまう
- お金の手持ちがなくても、カードや借金してまでも買ってしまう
- どんどん高額なものを買いたくなる
- 買い物をやめようとうするとイライラする
- 買った物を捨てられず片付けられず、部屋や家のなかに買った物があふれている
- 買い物をしたいがために家族や友人に嘘をつく
- 買い物をしたあとに罪悪感・不安感に襲われる
- 買ったもので普段使っていないと感じるものがたくさんある
このチェックリストで9番のみにチェックのついたMCのSHELLYは「私は本当に子どもの頃からドケチ」とコメント。「物欲もないし、お金を使う罪悪感が子どもの頃から刷り込まれている。セールで買ったものでも結構お金使ったなって絶対思う。まあまあ稼いでいるけどダメなんです」と話し、スタジオの笑いを誘った。
一方で、働くアラサー女性向けのニュースサイト「ウートピ」編集長の鈴木円香さんは1、3、9の3つが該当。「もともと専業主婦だったところから自分でキャリアを築いてきたから、自分のお金で買い物ができることがすごく快感。消費できるのが自立できることにつながっている」とコメントし、買い物が自分のなかでプラスの感覚があるとした。
また、これらの項目に1つも該当しなかったのが、女性の貧困問題や人権問題に取り組み『1億総貧困時代』の著者・雨宮処凛さん。北海道から上京した際に周りの友達のお金の感覚がおかしくなり、次々の風俗に行くようになったという。「自分たちみたいな中卒や高卒、地方出身者が東京でほしいものを買うためには身体を売るしかないのかと思って。私はそれができないって思ったらパタッと物欲がなくなった」と話した。しかし、物欲を押し殺したので、今後どこで爆発するのか分からない。何かの拍子でスイッチが入るのではと気が気でないと話した。
西村さんによると、上記の項目のうち1つでも当てはまると買い物依存症に陥る危険性があるという。
(C)AbemaTV
(ライター/小林リズム)
『Wの悲喜劇 ~日本一過激なオンナのニュース~』は毎週土曜23時45分から&毎週日曜17時から放送(17時は再放送)