芸能界には「〇〇枠」が存在する。「毒舌枠」「デブ枠」「おバカ枠」など様々だが、劇団ひとりによると「泣き枠」もあるのだという。徳光和夫と柴田理恵が有名なところだろう。その後継者を狙うべし、ということで、先輩芸能人が生き残り術を次世代に教える番組『TVじゃ教えてくれない業界裏教科書』(AbemaTV)が21日に放送され、劇団ひとりが若手にその技を伝授した。

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 劇団ひとりは、バラエティ番組に呼ばれるようになったきっかけが泣き芸というほど、泣き芸の名手である。そして、生徒役は、NGT48北原里英、女優・山地まり、グラビアタレントのRaMu、タレントの菊地亜美だ。

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 番組では、中国武術のVTRが流され、それを4人が観てその後に泣きながら感動のコメントを言えるか、という特訓がされた。VTRでは山の上で胡坐をかき、中国武術のゆっくりとした動きをする男性が登場。ひたすらその動きをするだけで、泣ける要素は特にない。ただし、「目を常に見開く」「舌を喉に入れる」という劇団ひとり直伝の二つのテクニックを使用し、4人はなんとか泣こうとする。

 この中では、RaMuと北原が上手な泣き芸を見せた。RaMuは、男性の人生に思いを馳せ、さらにはテクニックを使用。北原は「舌に喉を入れる」を実践。実は、このテクの元祖はダチョウ倶楽部上島竜兵で、これが劇団ひとり、北原という事務所の後輩にも受け継がれているのだという。北原は芝居の時にもこのテクは使っているという。

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 そして、続いて登場したのがお笑い芸人・神宮寺しし丸だ。劇団ひとりは「泣けないどころか、面白い、感動の真逆のことをお見せします。しし丸さんが笑わせに来るところなのに、泣ける――ここをクリアすればいつでも泣けるようになります!」と難問を提示した。感情移入が大事なわけだが、そのために必要なのは、演者のバックグラウンドについて知ることだ。

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 神宮寺しし丸は芸歴21年目の42歳。給料は2017年4月は7300円。かつてバイト仲間と立ち上げた人材派遣会社の社長をやっていたが、芸人の世界へ。現在はその会社でアルバイトをさせてもらっているのだという。神宮寺しし丸はダニに扮し、「カユい」ネタを多数披露。「イタい」という言葉があるが、これに似たような形で「カユい」人々を風刺的におちょくるネタだ。「ネイルをやっている女はカユい」「表面はきれいだが、爪の中は汚れている」と前置きをし、オチが「爪が甘い」といったネタの数々である。

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 番組全般を通して「泣き芸」として評価が高かったのは終始RaMuと北原だった。山地はわざとらしさが見え、菊地はむしろ笑って見えることも。しかし菊地は神宮寺しし丸の芸を見て、最終的には大粒の涙をポロポロとこぼし、まさかの大逆転。一気に4人の中で「泣き芸」のトップに躍り出た。

「涙が止まらない……。面白くてぐっとこらえていたんです。今まで泣けなかったのですが、涙が止まらないです。途中、『泣けない、どうしよう』と思って……。それなのにずっと(芸を)やっているから面白くて……」(菊地)

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 また、菊地は番組の最後にワサビのたくさん塗られた寿司を食べたがこれでは泣くことはできなかった。

(c)AbemaTV

テレビじゃ教えてくれない!業界裏教科書♯13~劇団ひとりの泣きキャラ講座~ | AbemaTV
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今が狙い目の泣きキャラを定着させよう
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