22人が死亡したイギリス・マンチェスターの自爆テロ事件で、地元警察はこれまでに7人を拘束した。実行犯の男の弟もリビアで逮捕されるなど、テロが組織的に行われた可能性が強まっている。
現地の警察は5月24日、自爆テロに関連した捜査で男女7人を拘束したと発表した。また、リビアの治安当局は、実行犯のサルマン・アベディ容疑者(22)の弟(20)を首都トリポリで逮捕したと明らかにした。取り調べに対して、兄弟2人が過激派組織「イスラム国」のメンバーであることを認めたという。イギリスメディアなどは、父親もリビアで拘束され、イスラム原理主義に傾倒していると報じている。
また、アメリカのニューヨーク・タイムズは、イギリス当局から入手した起爆装置などの爆発物の残骸とみられる写真を掲載。通常より強力なバッテリーが使用されるなど、不発弾にならないよう作られたという見方を伝えている。
今回の事件を受けてテロ警戒レベルが最高度に引き上げられたイギリスでは、軍の兵士が街頭に立つなど厳戒態勢が続き、イベントの中止も相次いでいる。
(AbemaTV/原宿アベニューより)
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