今、生活スタイルの変化から乳がん、子宮頚がん、卵巣腫瘍など女性特有の病気になる人が増えている。最近は20代から30代の若い世代にも増えているこの病気を、早期発見するにはどうすればいいのだろうか。また、がんになった場合はどのように対処するべきなのだろうか。SHELLYがMCを務める『Wの悲喜劇~日本一過激なオンナのニュース~』では、女の病気と闘う人々をテーマに当事者たちが赤裸々に語った。
28歳のときに乳がんが発覚したChiraさんは、抗がん剤治療をしているときに休職したという。「最初は半年の予定だったが、血液検査の結果で治療が延期になることもあり、最終的には8カ月休んだ」と説明。
化粧品会社に勤務し、子宮頚がん一歩手前の高度異形成と診断された松永友里香さんは「10カ月くらい仕事を休んだ」とコメント。MCのSHELLYから「ブランクは大変じゃなかった?」と問われると、「仕事柄女性が多く、上司も同じ手術を経験していたので理解があった」と答えた。
一方で、新宿ミネルバクリニック院長の仲田洋美さんは「社会のなかで自分の居場所があることが患者にとっては重要なので、主治医のほうでは”抗がん剤治療をするので休みをとってください”ということは言わない」と説明。通院も日帰りでできるとした。
これを受け、26歳で卵巣境界性悪性腫瘍が見つかり、卵巣と子宮を全摘出した元AV女優でタレントの麻美ゆまさんは、闘病当時に恵比寿マスカッツの解散コンサートがあったことを告白。「そのときはまだ病気を公表していませんでした。抗がん剤で髪の毛がばんばん抜けていくので、かつらをかぶって……」と当時を振り返り、「舞台に出ているときはハイになっているせいか痛みも忘れていた。目標があったからそういう気持ちでいられた。何が何でも、点滴を打ちながらでも出たい気持ちでいたので」と話した。
また、がんの治療費について問われると麻美さんは「まだ20代だったので保険にも入っていなかった」とコメント。医療費だけでなく、ウィッグ代も高かったと話し「解散コンサートでかぶったのは30万円。自然なものにしたかったので」と説明した。ウィッグの価格はピンキリで、安いと数千円で購入できるものもあるが、ギャルがかぶるようなナイロンのウィッグが多いという。髪の毛は最後の抗がん剤を打ってから3週間くらいで生え始めると言い、「最初はパーマみたいな毛質になる」という声もあった。
(C)AbemaTV
(ライター/小林リズム)
『Wの悲喜劇 ~日本一過激なオンナのニュース~』は毎週土曜23時45分から&毎週日曜17時から放送(17時は再放送)